on the tightrope

「ごめん」

...

2000年4月5日(水)

実はまた更新をしばらくさぼろうと思って昨日奮発して更新したのだが、今日は書くことがあるので。

例によってジャングルパークXLTD。出だしから自分としては好調に当たりが続いたのだが、夕方になってさっぱり当たらなくなった。結局当たったのは約3時間後の5倍回したところ。いつものことだが、こういうときはホントにこのまま当たらないんじゃないかなどと思ってしまうし、今日も回している間、なんでこんなしんどいことをやっているんだろうとずっと考えていた。ひとまずは当たったことだけで誰にともなく感謝した。本音を云えばこのまま収支なんかほったらかして帰って寝転がってテレビでも見たいところだ。しかし、やるべきことはやらねばならない。そして、やるべきことはまだ残っている。なんとか確率内でもうひとつ当たりを引いたところで、この日3杯目のコーヒーを自販機に買いに行った。すでにアタマも体も疲労困憊なのだが、さてもうひと頑張りだと。

コーヒーを買って席に戻ってみると、驚いたことに見知らぬサラリーマンが僕の席に座っている。一瞬、なんだコイツはとアタマに血が上りながらも背中をポンと叩いて、何やってんのそこで、と訊いた。男は振り返り、周りを見渡すと笑いながら失礼とかなんとか云った。僕はもう一度、だから何やってんの、と訊きなおした。男はなおも照れ笑いかなんか浮かべながら二つ隣の席に座りなおした。なんのことは無い、僕がハマっている間にポンポンと当たりを引いて、ちょうど出玉を減らした僕と同じくらいの持ち玉になった人が、同じように飲み物を買いに行って間違えて座ってしまったらしい。僕は隣で打っている奴など全く眼中に無かったのでわからなかったのだ。しかし、僕は無性に腹が立った。最初にもしかしたら玉を盗むつもりかなどとアタマに浮かんだのもそうだが、とにかく自分が8時間あまり悪戦苦闘して、しかもその内の3時間あまりひたすら耐えてようやく当たった台なのだ。オレは遊びで打っているのでは無いのだ。だが、5分後には僕はもうその怒りは頭から追い払って打っていた。怒りが生み出すものは何も無い。やるべきことはまだ残っている。

今日も辛い一日だった。

きみはいつか、雑誌の田山さんの写真を見て、こんな風にならないでね、と云った。ごめんね、僕は自分でも気付かないうちにこんな風になっちまったよ。パチプロみたいになっちゃったよ。僕は約束を守れなかったよ。ごめんね。

本日の収支 +48,500

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