a day in my life

「散策」

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99年10月23日(土)

今日は都内4ヶ所、合計7店も見て回った。しかし、気がつくとちっとも風邪がよくなっていない。ちょっと歩いただけでももうヘロヘロに疲れる。おまけにまだ熱っぽい。 終いには疲れすぎて釘もよくわからなくなる始末。
教訓、風邪で熱のある日に店回りで歩き回るなど愚の骨頂である。

初めに訪れたのは乗り換え無しで行ける古書の街。この街を訪れるのは何年振りだろう。昨日インターネットで調べたら4軒ほどあるということなので、適当に見て回るが、2軒しか見つけられなかった。最初の一軒で現金機2機種を試しに打ってみるが、概してこの街同様、昔ながらのパチンコ屋、という風情である。もう一軒はルールと釘が渋すぎる。いずれにしてもわざわざ毎日通うようなところでは無い。久しぶりに来たのでついでに楽器屋をのぞいてみる。少々新しい建物が建ったり、通りが綺麗になっても、この街の匂いは変わらない。古くて、懐かしくて、マニアックな街だ。画材屋に寄って額縁を一つ買って駅に戻ると、15年以上前に一度入ったことのある喫茶店が同じ看板を出していた。昼前なのにもう疲れ果てていたこともあり、懐かしいので入ってみる。中も昔と全く変わらない。コーヒーを頼んだ。懐かしい味。決して美味しくは無いが懐かしい味。まるで時間が止まったかのようなこの店では、違うテーブルから聞こえてくるインターネットの話などはまるで別世界の話だ。しばし幸せな時間を過ごす。さて、次はどこに行こうか。駅の階段を降りて、古き良き時代の面影を残す街を後にする。

なんとはなしに都営線に乗って新宿まで行ってみる。考えると久しぶりだ。西口で一軒のぞくと、ここもルールが厳しい。そのわりには人でごった返している。やはり新宿である。西口から南口へと打って変わった人ごみの中を歩いていると、やはり新宿と云う街はいつ来ても変わらない混沌だ。ある意味ではまるで変わらない街だ。昔に比べると随分きれいになった南口の階段を降りると、関西系の大手チェーン店が小奇麗なビルを建てていた。一応のぞいてみるが、予想通り。とても打てないルールの台を人が埋め尽くしている。しかし、3・7無制限の源さんを打つぐらいなら、当てずっぽうで馬券でも買った方がまだ堅実だと思うのだが。

既にもうふらふらの状態。くらくらしながら山手線で渋谷まで戻る。もう帰りたいのは山々だが、こういう面倒なことは行けるときに済ませたい。乗り換えて私鉄沿線の街へ。2軒見るが、これはどちらもまずまず使えるかも。しかし、この時点で既に疲れがピークに達して、試し打ちなどしてみるも釘を読む集中力が全く無い。早々に切り上げて昼食を取ることに。この街は以前車を使っていたときはよく来ていた。昔知り合いがバイトしていたアメリカン・カフェで昼食。アーリー・アメリカン・ラグジュアリー・スタイルの店内には、相変わらずBOSEのスピーカーからAORが流れている。僕がアーティストにしようと躍起になっていた彼は当然の如くカウンターの中にはもういない。彼は一丁前にディレクターになってしまった。ここでは先ほどの喫茶店とはまた違った時間が流れている。しかし、ゆっくり流れるところは同じだ。駅に戻りがてらクッションをひとつ買う。

ここまで書いて面倒になったので以下省略。パープルアイスで打てる台を見つけた。

本日の収支 −25,500

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