発熱

何時に起きたのか、とにかく、起きたときから身体が妙にダルかった。また風邪気味なのかな、と思い、どうしようか少し迷ったが、とにかく業務には行くことにした。で、昼を回ったころ、突然ダルさと気分の悪さが同時にやってきた。これはダメだ、ということで業務を切り上げて帰宅、体温計で計ってみると熱があった。やっぱり風邪である。熱と言っても37度をちょっと越えたぐらいだが、もう何年も熱など出したことのない僕にはそれで十分だった。とにかく熱が治まるまで身体を暖めて寝て待つことだ。毛布を2枚重ねて、ソファで横になった。そのうち眠り、たぶん1時間後ぐらいに目が覚めた。もう1度体温計で計ると、まったく変わってない。相変わらず身体はダルいし、身体の節々に乳酸が溜まっているような感じ。その間、Dexter WanselのアルバムをiTunesでずっとかけていたので、終いには音楽を嫌いになりそうになった。薬は切れている。風邪薬も、頭痛・解熱薬も。かといって、ドラッグストアに行く元気もない。そのうち部屋が次第に翳っていき、終いには暗闇の中に包まれた。その間、僕はただぼうっとしていた。時間の経過が早いのか遅いのか、よく分からなかった。途中、何度も体温計で計ったが、熱は一向に下がる気配がない。昼間買っておいたおにぎりの夕飯を食べ、また横になってリチャード・プレストン「ホット・ゾーン」を読んだ。一体、今日だけで何回熱を計ったか、数え切れない。とうとう痺れを切らして、意を決してドラッグストアに向かった。いつも飲んでいる頭痛・解熱薬を買い、ついでにスーパーに寄って食べ物を少々買った。で、帰宅してまた体温計で計ると、熱は下がっていた。うーむ。いずれにせよ買ってきた薬は飲んだ。2錠のところを3錠、それから思い直してもう1錠。横になって本の続きを読みながら、また熱を計る。すると、どういうわけか計るたびに上がり、とうとう元の熱に戻ってしまった。一体どういうことだろう? 僕は横になっているのにすっかりうんざりし、というのもずっと横になってじっとしていると、足がいらいらしてくるのだ。そんなわけで起き上がってPCに向かってネット上の情報を眺めた。もちろん、ひっきりなしに体温計で熱を計った。また37度を切った辺りでもうどうでもよくなり、ひとしきりギターを弾いた。で、また熱を計る。すると、熱はまた元に戻ってしまった。どうでもいいけど、上がったり下がったり、忙しいことこの上ない。いちいち振り回されるのにもうんざりし、スーパーで買ってきたヨーグルトやトマトを食べ、また熱を計ると下がっていた。よく分からん。で、さっき計ったところ、ようやく平熱に戻った。今日はやっぱりシャワー浴びるのは止めといた方がいいだろうな……。

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