remains

「リメインズ」

...

どうやらもう僕には気の効いた言葉は残されていないようだ。

「自分を誉めてあげたい」と言ったのは誰か、名前が出てこない。

ただの抜け殻であるはずのグラウンド・ゼロには言葉が残されていた。

「ニューヨークで生きることが出来れば、どこででも生きられる」アーサー・C・クラーク。

僕にも生きられる場所がどこかにあるはずだが。

すっかり言葉を忘れたような気がするのはどうしてだろう。

written on 11th, apr, 2004

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