僕はあぜ道を歩くような田舎者だった。 蛙の死骸をよけて通るような田舎者だった。 満天の星に気付かないような田舎者だった。 涙をこらえるような子供だった。 指使いを無視してピアノを弾くような子供だった。
そして今は 排気ガスの中を咥え煙草で俯いて歩くような すぐ泣く大人になってしまった。
written at 10th, may, 2001
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