souveir

「思い出」

...

僕はあぜ道を歩くような田舎者だった。
蛙の死骸をよけて通るような田舎者だった。
満天の星に気付かないような田舎者だった。
涙をこらえるような子供だった。
指使いを無視してピアノを弾くような子供だった。

そして今は
排気ガスの中を咥え煙草で俯いて歩くような
すぐ泣く大人になってしまった。

written at 10th, may, 2001

back