このあいだ日テレの「特命リサーチ...(忘れた)」を見ていて、UFOに誘拐された人の体験談というのをやっていたが、誘拐された人(主にアメリカ人)の話を聞きながら、なんだ、金縛りじゃん、と思ってみていたらやっぱり分析はそういうことになっていた。
前にも書いたように、一度ロスで金縛りの話で盛り上がったときがあった。そのときはまだ僕が金縛りにあったことがなかったので僕以外の人たちはみんな金縛りのオーソリティー(僕にとって)である。彼ら金縛りのオーソリティーのあいだで通説になっていることがあって、
1)昼間の金縛りはヤバい
2)からだが浮き上がる金縛りはほっとくと幽体離脱して自分の姿が見えるがそのまま戻らないとヤバい
というのである。つまり、彼ら曰く、この二つはどちらも臨死体験に近いということだ。1)に関して言えば、そのとき話していたロスの友達が昼間図書館で周りが明るくなったと思ったら気がつくと周りに誰もいなかったという金縛りにあった、という話をしたのだが、場を仕切っていたMM氏がそれはヤバい、それは死にかけたのだと力を込めて言うのである。いま考えると、なんだ、昼寝しただけじゃんと思うのだが...。
で、2)の体外離脱なのだが、戻らないとほんとにヤバいというのは丹波哲郎の話みたいでなんだか説得力がある。で、その後金縛りにあって上半身から浮き上がりそうになったときに、おっ、これが言ってたヤツだ、ヤバい、完全に浮き上がってはいかん、と思って必死に力を入れてこらえたら、なんとか上半身が持ち上がるぐらいで済んだ。彼らオーソリティーの話によると、このときは危なかったということにもなるのだが、しかし、力を入れて頑張るぐらいで助かっちゃうと言うのもな...なんか説得力無いような気もする。
そう言えば、パチンコの日記の方に書いた以前付き合っていた女の子にこの幽体離脱の話をしたら、なんだそんなの私の友達はしょっちゅうしてるよ、と言うのだ。それであだ名が離脱ちゃんだか何だか(忘れた)というのがついていると言うのである。何、と思って話を聞いてみると、その離脱ちゃん(仮名)は幽体離脱して、夜友達の家まで飛んで行き(?)、その友達がどんな本を昨夜読んだのかとか、どんな映画を見ていたか翌日に当てると言うのである。うーむ、ほんまかいな。でもそれがよく当たると言うのだ...。よく話を聞いてみると、その友達はよく嘘を吐くので「ホラ」だか何とか(これも忘れた)というあだ名もついている、ということなのだが。うーむ。しかし、前の晩に人が何をやっていたか、ということに関してはほんとによく言い当てるらしいので、もしかしたら新手のストーカーかもしれない。
えーと、それで今日なのだが、いまほんとにひどい風邪をひいていてもう四日目ぐらいになるのだが一向によくならない。今日は特に喉の調子がいままでで最悪である。たぶん今朝風邪薬を飲むのを忘れたせいだとは思うのだが。それで実はいまこれを書いているのが夜中の2時過ぎなのだが、先程テレビを見ているうちにソファーで4時間ばかり気絶してしまい、起きたばかりなのである。ま、こんなことだから治るわけがないのだが、それはともかく、そのときに妙な夢を見てしまったのである。
こんな夢である。なにやら年末辺りによくやっているものまね大賞みたいなものをやっている。男が四人ぐらい出てきてなにやら踊っているようである。次第に人数が増えて、どうやらドリフターズかなんかのそっくりさんのようである。気がつくとだんだん人数が増えていて、すごい数になっている。これはいったい何なのだろうと思ったら、その中の数人にスポットライトが当たるかなんかで気がつくと元の4人ぐらいに戻っている。どうやら優勝者が決まったようである...。というところで目が覚めた。寝る直前のことをぽっかり忘れて、てっきり普通に寝ていて目が覚めたような錯覚を起こしたところを見ると、それだけ本格的に寝てしまったのだろう。それにしてもくだらない夢である。おまけによく意味がわからない。
これだけくだらない夢を見ると、もしかしたらオレはいま風邪をこじらせて死にかけていたのではないか、と思ったのである。僕の中学生のときの同級生で、20代でコタツで寝ていてポックリ死んでしまった奴がいた。心不全というヤツ、つまり突然さしたる原因も無く心臓が止まってしまったのである。僕はそれを思い出した。無意味な死に方をするときって言うのはこういうときじゃないのかなあ、などと。これだけへんてこりんで意味の無い夢を見てしまうと、なんか一種の臨死体験に思えてしまうのだ。なんせ、僕はドリフターズなんて好きでもなんでもないし...。こんなんで死んだらつまらんな。ほんとにくだらない死に方の見本みたいだ。あっ、そうか、本人以外はこんな夢を見てること知らないもんね...。