今日(11月2日)久々にCDを2枚も買ったぞ。たまには音楽を仕事にしてるっぽい行動もするのだ。
ひとつは例によってマンディ満ちるの新譜。正直いってがっくし。前回誉めたばっかりなのに...まず曲がよくない("You make me"ぐらいか)。そんでもってへんにクラブっぽさを意識し過ぎ。特に打ち込みのドラムがみんなチープだ。クールじゃない。自分でプロデュースするのはまだ無理があるんじゃない...。だいたいクラブ系の人ってリズムのサウンドがかっこいいのがとりえじゃないの?最近のいわゆるクラブ系には首をかしげるよ。
僕も普段クラブシーンがどうたらなんて会話をしてるが、自慢じゃないがオーディションでベルファーレに行ったことがあるだけで、じつはクラブというものに行ったことがないのだ。だいたいクラブなんてディスコだろ、ディスコ。なにしろおじさんは21ぐらいのときに大学の後輩に無理矢理新宿のコマ劇前の「ニューヨークニューヨーク」(知らんだろうな...)に連れていかれて保土ヶ谷から来たという16の小娘に「六本木行けば。」と言われたことがあるのだ...(でも言っとくが踊るのはうまいぞ...)。おまけに自慢じゃないがクラブのホステスとつきあってた頃は毎日車で店の終わる時間に迎えに行ってたことが...ま、いいや。このアルバムで収穫だったのは久々に山木のドラムが聴けたことと、島健さんのローズが聴けたこと。前に自分のプログラムでローズのソロを一発で決めてもらったときは腰が抜けたぞ。
もう一枚はジノ・ヴァネリGino Vannelliの新譜「SLOW LOVE」。何を隠そう、僕が唯一アルバムを全部持っているアーティストなのだ。つまり僕のMost favorite artistなのね。最初に聴いたのは高円寺に住んでいた学生時代。近所に当時は珍しい3時までやっている喫茶店(「がんばれ元気」が全巻揃っていた。どうでもいいか)があって、ジャズ喫茶やロック喫茶みたいにアルバムを一枚ずつかけている店だったのだが、そこでかかっていた「Brother to brother」を聴いて大衝撃を受けたのだった。それから買い漁り、学生時代はバンドで知っている人があんまりいない彼の曲をコピーしてやりまくったのであった。ここんとこ不遇だった彼は前作「Yonder Tree」からジャズのレーベルVerveに移籍して、やけにビッグバンドジャズを意識した方向に変わってしまったが、今回はちょっぴり元に戻って特にアタマ2曲はいいよ。まだ聴いたことのない人はぜひ「Brother to brother」「Nightwalker」「Black Cars」の順番で聴いてね。ホントかっこいいから。ヴォーカルがイタリア系カナダ人だけあってカンツォーネの流れひいてるけど、カンツォーネとかオペラ嫌いな人でも絶対大丈夫。オレなんかビデオまで持ってるもんね。ちなみにここんとこ彼のツアーやアルバムでコーラスやってるMaxayne Lewisは「不思議なこと4 アドレナリン」に書いた「ラ・ムー」のコーラスメンバーで僕の知り合いです。