4月7日、日曜日。
9時27分にアマゾンから荷物が届いて起きた。もっとも、日曜日到着予定だったからこれは織り込み済み。何が届いたかというと椅子に敷く低反発のクッション。先日(といっても大分前だが)買った椅子の座面が薄くてもう多少ヘタってきた気がしたので。アマゾンのレビューにあったように分厚いのでどうかなと思ったが、思ったよりも柔らかくて椅子の高さを変えなくてもそのまま使えた。で、一日それを使ってみてどうだったかというと、正直言ってどうでもない。特にいいわけでも、まったく意味がないわけでもない。今までよりも椅子の座面が柔らかくなったかなという程度。姿勢を正すとかいうほどの効果はない。
今日の日中は4時に精神科の予約が入っている以外は何も予定がなかったのだが、昨日の続きというか、自分が持っている海外口座の中で無料でEAが使えるものがもうひとつあったのでそれを調べた。すると、ググったブログを読む限りではそこそこ使えそうだというので、とにかく一度物は試しで使ってみようかという気になった。そうすると必要なのは取引ツールのMT4を24時間走らせるためのVPS(仮想専用サーバ)、つまりクラウド上のサーバ。今回の口座は50万入金すれば無料でVPSが使えるのだが、そこまで一気に投入するつもりはないし調べてみるとスペックも心もとない。それでネット上を調べて回るとアマゾンのAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)というクラウドコンピューティングサービスが一年間無料で使えるし従量制で安そうだということが分かった。その分設定とかを自分でしなければならない。サイトを見ても分かるように日本語のサービスなのだが何故か日本語のヘルプがない。ネット上で見つけたブログに書いてある通りにやろうと思うのだがまずどこから始めたらいいのかよく分からない。ひとまずAWSのアカウントを作る。トップページの「コンピューティング」の中に仮想サーバのEC2があったので、ここから見よう見まねでインスタンスを作成。とはいうものの、そもそもインスタンスというものが何かもよく分かっていない。ここでは一応仮想サーバのことのようだ。前述の海外口座のサーバがどこにあるのか分からないが、本社がベトナムだというのでリージョンはシンガポールにしてみた。通常、海外口座だとロンドンとかにするのが一般的みたいだが。ブログに書いてあるキーペアを作るという項目が出てこないまま、長い名前の仮想サーバが出来てしまった。一応アクセスキーというものを作成はしたもののどこで使うのかよく分からない。とにかくVPSサーバ自体は出来たようなのでクリックして接続してみる。すると、ブラウザ(Firefox)上のリモートデスクトップでWindowsのデスクトップ画面が出てきた。ブログによると接続するためのパスワードを作るとあったが、それがなくてもできたことになる。
で、MT4をインストールするためにIE(インターネットエクスプローラー)を立ち上げようとするとこれが立ち上がらない。違うアカウントでアクセスするようにという警告が出るのだが、Administratorでログインしているし違うアカウントの作り方も分からない。ここで一旦頓挫。
ところで、上記のような作業をしている合間に4時近くなり例によって事前に電話してみると時間通りに来てくれというので4時に精神科に行く。驚いたことに待合室に誰も待っていなかった。それで今日はほとんど待たずに済んだ。外は晴れていたがぽつぽつと雨粒が落ちてくる天気雨だった。いつも通りほぼ世間話の診察が終わり、処方薬局で薬をもらってから帰りがけにスーパーに寄って買い物をして帰宅。
とにかく仮想サーバは立ち上がったもののブラウザのIEが立ち上がらない。というところで6時45分ぐらいになってしまったので、母のところに面会に行く。母のところでスマホで「aws ie立ち上がらない」でググると同じ症状の人の解決策が出てきた。母のところから帰宅後、スーパーから買ってきた弁当で夕飯を済ませ、コントロールパネルのインターネットオプションでIEのチェックを入れると、ようやくIEが立ち上がった。しかし今度はマウスは使えるもののキーボードで入力できないという問題に直面。また「aws キーボード」とかでググってみるが、どうもキーボードそのものが使えないという人はいないようだ。デバイスマネージャーを開いてみてもキーボードは普通に動作していることになっている。はて。とにかくキーボードの入力設定を日本語キーボードにしてみる。
ここでふと一度サーバの画面を閉じてもう一度開いてみる。すると不思議なことに今度は無事キーボードで入力できるようになった。何が違うのかまったく分からないが。で、今度はまたしても警告が出てIEが立ち上がらなくなってしまった。おかしいなと思ってインターネットオプションを見てみたが、IEの項目にちゃんとチェックは入っている。さっきと同じだ。だが何回やっても立ち上がらない。お手上げっぽい。とそこで、サーバのデスクトップにある「EC2 Microsoft Windows Guide」というショートカットをダブルクリックしてみるとそのEC2のガイドというものがブラウザで開いた。そこでそこからブックマークに入っているBingで検索して海外業者のページに飛び(と一言で書いてあるがあらゆるリンクにいちいちアクセスを許可して追加しなければならない)MT4をダウンロードしてインストールした。
かくして、何がなんだかよく分かっていないまま、なんとかかんとか仮想サーバ上でMT4が立ち上がった。途中からはまったくの手探りでやっていたので、なにか一角のことをやり遂げたような達成感。ところがMT4が無事動いたものの文字化けしている。また「mt4 文字化け」でググってみると、これを日本語化するには最初からインスタンスを作り直さなければならないようである。せっかくここまで奇跡的にたどり着いたのに最初からやり直すのは切なすぎる。というわけで、別途MT4を立ち上げてメニューの場所を調べ、英語表記に変えて無事一件落着。
とまあ、行き当たりばったりではあるがなんとかVPS上でMT4を走らせることに成功。あとは口座に入金してアクティブにしてEAをダウンロードして走らせてみるだけ。最初からセットアップされている定額制のVPS(最初からMT4がインストールされているものもある)に比べると物凄くめんどくさかったが、とにもかくにも無料でVPSを構築できたことになる。まあ僕ができたのだから誰でもやればできるんだろうけど。
これで実際にEAを稼働させてみてまったく利益が上がらないとなると、自分は一体何をやっているのかということになるけれど……。
ところで、昨日の深夜に呟いたことがツイッター上で一番反応があった。それはこういうものである。
パチプロ時代、同業者は自分と同じ匂いがするのですぐに分かった。だがそれは本当に数えるほど少ない。それ以外はただの常連に過ぎない。何の匂いかというと何かをコントロールしている匂いだ。たぶんそれは自分自身。つまりある種のストイシズムだと思う。
— Sukeza (@anykindoflove) April 6, 2019
なんでこんなことを呟いたかというと、ドラマ「BORDER」を見ていてなんで主役の小栗旬がいい役者に見えるのだろうと考えたからである。たぶんそれは彼が適度にストイックに見えるからなのではないかと。例えば柄本明とか竹中直人はどんな役をやっても柄本明や竹中直人にしか見えない。小栗旬の場合、そういう制御不能な自我がどうしても現出してしまうということではなく、制御されているように見える。役所広司なんかもそういう匂いがする。
やれやれ。また長くなってしまった。