4月9日、火曜日。
今日はとにかく終日体調が悪くて気分の悪さに悩まされた。昨夜寝る前に覚えた頭の鈍痛が、一夜明けてもまだ残っているのに驚いた。朝早くに寒くて目が覚めたのでもしかしたら風邪でもひいたのかと思ったが熱があるようには思えなかった。とにかく調子が悪いとしかいいようがない。風邪気味なのだとしたら母にうつしてはいけないので、母との面会も今日は30分で帰った。で、今日は18時半キックオフでACLの鹿島の試合があるので、こんな体調であるのに5時半に蕎麦屋で蕎麦を食べて夕飯にしてしまった。なのでこれを書いている今、相変わらず調子が悪いがそれに加えてちょっと空腹も覚える。
ACL、慶南(韓国) 2-3 鹿島。
90分まではまったくの負け試合だった。少なくとも今季では最悪の試合に思えた。前半終了間際にGKクォン・スンテがふくらはぎを踏まれて負傷交代、後半になって犬飼のオウンゴールで先制されるとさらに失点して2-0、オウンゴールでなんとか2-1としたものの犬飼が2枚目のイエローで退場で10人となり、これはどう考えても無理、2-2に追いつけたら御の字に思えた。これで負けたらまったくもって監督の大岩の責任だと思った。そして、90分が過ぎてアディショナルタイムを迎えるまでは今日の2トップ、金森とセルジーニョはまったくいいところがなかった。どう見ても彼らの日には見えなかった。皮肉なことに、相手で脅威になっていたのは唯一の日本人、邦本で先制点も邦本のクロスを犬飼がオウンゴールしてしまったものだった。犬飼は特に酷い出来とも思えなかったが彼にとってはまさに踏んだり蹴ったりの日になろうとしていた。
ところが。アディショナルタイムに入って安西のクロスを安部がヘッドで折り返したのを金森が決めて2-2の同点に追いつき、さらに交代出場の山口のクロスをやはり交代で入った小田逸稀が折り返したところをセルジーニョがゴールに蹴り込み、なんとアディショナルタイムで2点取って2-3と逆転してしまった。前述のようにそれまで金森とセルジーニョはまったくいいところがなく、ほんの数分前までこんな展開はまったく想像もつかなかった。酷い負け試合がアディショナルタイムのほんの3分ぐらいで奇跡的な逆転勝ちへと変わっていた。これには本当に驚いた。正直呆気にとられた。こんなことが起こるとは。そして僕は、願いはかなうものなのだなと思った。
とにかく凄い試合だった。退場になった犬飼と通算2枚目のイエローをもらった町田の両センターバックが次の試合には出られない。スンヒョンは負傷中でブエノは登録外。そうすると本職のCBは高卒新人の関川郁万ただ一人。なので、恐らく次のホームでの慶南戦は三竿と関川のセンターバックになるだろう。他に選択肢がない。だがそれはそれで関川を見れるのは楽しみ。
その後、「BORDER」のスピンオフである「BORDER 衝動」前後編をアマゾンのプライムビデオで見た。やはりよくできていた。だが体調は相変わらず悪い。気持ち悪い。
しかし、願いというのはときに思いもかけないかたちでかなうものなのだな。今日はこれ以上何も望むまい。