超疲弊

9月8日、日曜日。

途方もなく疲れている。まるで誰かが物凄い怨念をもって俺を呪ってでもいるか、あるいは藁人形に五寸釘を打ち付けているかのように。一挙手一投足、身動きひとつするだけで疲れる。もしかしたら呼吸をするだけで疲れるのではないかと疑念を抱きたくなるぐらいに。

なのでこの日記を書くのも必死だ。だが遺書や遺稿を書くつもりではない。世界はまだ当分終わりそうにない。

幸いにして行き倒れにはならずに生還した。だからこれを書いているわけだが。

今日はとにかく暑かった。スマホによると34度だが体感的にはもっと暑かった。何よりうちの中が尋常じゃなく蒸し暑かった。先日予約を変更した精神科は今日はそれほど待たずに済んだ。いつものことだが、診察というよりもちょっとした人生相談をしてただ薬を処方してもらうだけ。

ルヴァンカップ、鹿島 2-2(2戦合計5-4) 浦和。前半の鹿島はあまりにも酷く、浦和は強かった。とはいうものの、1戦目のアウェイゴールがあるので1点取られても実質はまだリードしているという具合に、試合自体は0-1、1-1、1-2、2-2とまさに手に汗握る展開になったが結果的にはトータルで浦和にリードを許すことは一度もなかった。そして茶の間は窓を開けていても闇雲に蒸し暑く、汗だくになった。

この、久しぶりに汗だくになったことで昨日までの疑似的な失恋による精神的ダメージは気化してなくなったような気がした。とすると、この二日ばかり自分が恋だと思っていたものは幻影だったのだろうか。

そして俺は空っぽになった。

冷房をつけっ放しにしている書斎のベッドに寝転がってドン・ウィンズロウの「ザ・カルテル」を読もうとするのだが、この寝転がって文庫本を読むという行為自体が疲れる。なので続かない。本を置いて眼鏡を外し天井のペンダントを眺める。いや、ペンダントではなくシーリングライトかな、この場合。自分が息も絶え絶えなことに気づく。

冒頭に戻る。以下繰り返し。

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