また急に暑くなった。
奇跡的に8時前に起きた。とは言うものの、目覚ましは7時半にかけたのだが。昨夜はほぼ予定通りの時間に寝たので寝不足というわけでもなく、朝はどちらかというとむしろ調子は悪くないと思ったのだが……。病院に着き、診察前の検査に思いの外待たされたが、例によって診察の受付を済ませて検査の結果が出る頃合まで、つまり診察室に呼び出される時間まで外の公園のベンチでエスプレッソを片手に煙草を吸いながら待っていた。と、急に具合が悪くなり、明らかに身体を起こしているのが辛くなってきた。折りしもそろそろ病院に戻らなければならない時間、よろけながら覚束ない足取りで病院に戻ったものの、2階にある内科の受付に辿り着くころには遭難寸前、立っていられないほど気分が悪くなっていた。ようやく受付に辿り着き、看護婦に具合が悪いのでベッドに寝かせて欲しいと頼んだものの、生憎ベッドは塞がっていると言う。しかしもうホントに立っていられない。看護婦が車椅子を持ってきて僕を座らせ、医者に診察出来るかどうか打診に行ったが、まだ検査結果が出ていないという。体温と脈拍を計り(熱は6度8分)、診察室近くまで車椅子を押していってくれたが、車椅子が動くだけでくらくらして気持ちが悪くなる。もう瀕死。ほどなく診察室に呼ばれて車椅子のまま中に入り、ようやっとベッドに横たわったころには弱りきって声もかすれていた。医者が言うには、血液検査の結果は貧血でもなく、内臓に異常もなく、炎症反応も正常値の範囲、要するに数値上は異常がない。尿にも血は混じっていないと言う。あちこち触診したものの、特に異常は見られず、要するに原因が分からない。この、分からないってのが一番始末が悪い。結局、当たり前だが無理して本日抗がん剤投与をすることはないということになり、来週の月曜まで一週間延ばすことになった。診察室で30分ぐらい(たぶん)横になっていたので、山のように出された薬を薬剤部の前で待っている間に大分マシになってきて、薬を受け取るころにはなんとか駅まで歩いて行くことが出来た。がさすがに、地元の駅に辿り着いてからは、スーパーで昼食の買い物をしてからタクシーで帰った。不思議なことに帰宅してからは案外と平気になり、一体午前中の不調は何だったんだろうと思えるが、この一週間ばかり毎日体調が悪いと書いているけれど、一日の中で何度も突発的に具合が悪くなったりすることもしばしばなので、その一環なのだろうと思う。そんなわけで昨日までちょびちょびと作っていた曲のギターソロを少々直して(それぐらい体調が復活した)、全体をPC上のDAWソフトに移してドラムの打ち込みなんぞを夜までやっていた。ところが、いざドラムを打ち込んで聴いてみるとどうも思うような仕上がりにならず、というか、思ったほどよくない。なんかいまひとつサマにならないし、物足りない。思うようなパーカッションの音もいくら探しても見つからず、そのうち結局のところ曲自体の出来がよくないのではないかと頭を抱えてしまった。てなことをしているうちにまた体調が怪しくなってきた。あれこれ悩んでいるうちに物凄く肩が凝ってきたので、今日は湯船に湯を張って浸かった。特にこれといってすることがあるわけじゃなし、いい加減無理せずに今日も早めに寝よう。とは言うもののもう1時を過ぎてるが。