負の感情生活

11月6日、水曜日。

8時50分起床。

午前中に病院の皮膚科。午後葬儀会社と打ち合わせ。ひとまず自分が死んだときのための最低限の契約(火葬まで)を済ませる。アメリカの大統領選は結局トランプの圧勝。というか、アメリカという国はもうとっくに終わっている。

というようなことはもはやどうでもよくて、昨日弟に電話で怒った話の余韻で、母の遺影を選んだときのこと(弟の嫁が口を挟んで俺の意見は一顧だにされなかった)を思い出しては怒りの感情のループが止まらない。たぶん、弟の嫁に関しては一生許せないだろう。これではまるでADHDとかの人格障害みたいだが……。結局弟も一人前の常識人を装っているが、いまだに凡庸極まりない、空気の読めない男だ。もちろん、俺の精神状態も大概おかしいが。一番厄介なのは、母の遺影を見るたびにことの顛末を思い出してしまうので、時間が解決してはくれないということだ。自分の中で解決しようとすればするほど腹が立つという悪循環。

怒りを抑えきれないということは、つくづく不幸だ。明日、位牌に戒名を書いてくれる同級生と会うのだが、それで少しは気が紛れるだろうか。いずれにしてもどこかで気持ちをロックしなければならない。つまりは、非情になることだ……

……というわけで、唯一の解決策はどうやら考えないことのようだ。いずれにしても、感情を抑えるのは非常に難しい。

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もうすぐ日付が変わるが、どうやら負のスパイラルからは脱したっぽい。何故かはよく分からないが。

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