6月27日、金曜日。
7時50分起床。実際のところ、なんでこんなに早く起きたのかがまず分からない。特に早く寝たわけでもないのに。
で、朝起きたときから眩暈とふらつきがあり、朝食後にもっと酷くなって気分まで悪くなってきたのでソファで1時間半ぐらい死亡。ところがそれでもふらつきと悪心が治まらず、仕方なく病院へ。
内科の待合室はそこそこ混んでいたのでかなり待たされるのかと思いきや、そうでもなく血圧とか熱を計ってから診察。女医が言うには点滴と脳と心臓の検査をすると。それには1時間半ぐらいかかるというのでそれはちょっと……と言うと、ひとまず眩暈の薬と吐き気止めを処方するのでそれで様子を見てくださいということになった。
帰宅後の午後、眩暈は治まったっぽいがとにかく具合が悪い。よってまたソファで死亡しようとしたが気分が悪くて眠れず。もはや完全に廃人だった。もうこれは寿命なんじゃないかとか、戦前に肺病とかで病気療養していた(梶井基次郎とか)人ってこういう感じなんだろうかとか考えた。
それでも気がつくと日が暮れるころにはようやく人心地ついて、なんとか動けるようになった。それで夕食後に最近癖になりつつある町の中央公園に車で行って、日の落ちた公園で煙草を吸いながら放心した。一体全体、自分自身をどう考えたらいいものかすら分からなくなっていた。
こんな廃人状態でありながら、それでもときおり業務をしたが、仕込みのつもりでもどこが底か分からず困惑しただけ。
マイケル・ロボサム「生か、死か」再読了。一度読んでいるので面白いのは分かっているが、やっぱりラストがもうちょっと凄いカタルシスが得られるように書けたんじゃないかなと。これだけ主人公が酷い目に遭って、これだけ酷い悪人どもがいるのだから。