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10月23日、金曜日。

アラームで7時15分起床。

いつものように夢を見ていて、そのさなかに目が覚めかけて現実感が混じり始め、あ、これでは夢から覚めてしまう、寝なければ、と必死で意識は寝ようと働きかけ、それが功を奏して夢に戻ったところでアラームに叩き起こされた。あの、夢から覚めかけるときの独特の中途半端な現実感。

このところずっと村上龍を読み続けているのは、村上龍自選小説集という全集を5冊持っているからで、今はちょうど「村上龍料理小説集」という短編集を読み終わるところだが、そこに彼の訃報。74歳。俺から見ると7年後の世界。なんていうか、若いころにやりたい放題やった人間なのでさぞや満足な人生だったのかなと考えたのだが、よくよく考えてみると自分も40代まではやりたい放題やったのかも、ということに気づいて愕然。で、今は最低時給で働いている。Xで回ってきた晩年の村上龍の滑舌の異常な悪さ、年齢にそぐわない老け込み方。やはりケストナーの言うように終わりよければすべてよしなのだろうか。とは言っても、60代後半からの人間の衰えるスピードを考えると、晩年にピークを持ってくるのは普通に難しそう。俺もそうだが、若いころにピークを迎えると、あとの人生はおまけみたいなものだし。しかしながら皮肉なことに人間は常に今日を生きることしか出来ない。

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