暖かい日。朝晩以外はコタツ以外の暖房がいらないほど。この雪国でもようやく春らしくなってきた。
今日も夕方近くまで業務、それ以外はこれといって何もなかったけれど、精神的にも身体的にもダメなだけだった最近の流れからすると少しずつながら悪くない兆候が。ひとつには、気がつくと胃潰瘍(たぶん)と腸の調子がいつの間にかよくなっていて気にならなくなった。もうそろそろ強い胃薬は飲まなくてもいいかも知れない。もうひとつは、夜になって2階からギターを持ち出して、およそ4ヵ月ぶりにちょこっと弾いてみたこと。これは最近の僕にしては画期的な前向きな行動だと思う。その要因として、ずっと気が滅入っていたこのごろ、音楽を聴く集中力がなかったけれど、今日YouTubeで発見した、早逝したジャズピアニストの大給桜子と、シンガーソングライターのACOという2人のアーティストがやけによく思えて聴き込んだということがあった。ジャズとR&B系のJ-POPという、少々カラーの違う2人のどちらも非常によいと思った。今の僕に大事なのは、こういう、よいことを少しずつでも集めることだと思う。
この、ACOの「不安なの」は95年、18歳のときのデビュー曲だというのが驚きだ。95年といえば僕がソニーを辞めた直後、巷のR&Bブームの先を行っていたと当時は自負していたのだけれど……。