冬になった途端に容赦なく寒くなる。さすがに僕も冬の格好をせざるを得なくなった。っていうか、部屋の中で暖房をつけていても寒く感じるぐらい。

今日も抑うつ状態が酷い。精神が複雑骨折している。何も出来ずにソファに横になって天井を見ているだけで、空気の重さで押し潰されるような気がする。僕以外のありとあらゆる人は実は存在していないのではないか、などと思う。彼らは皆ただの概念でしかない、とか。今日は頓服も効かない。唯一効果があるのは入浴。それ以外の気分転換の方法をすべて見失ってしまった。狭い部屋の中で、デスマスクを被って世界が終わるのを待っている。だがもちろん、世界は終わってくれない。いくら時を数えても、いつまで経っても世界は終わらないのだ。にも関わらず、ありとあらゆるものが遠心分離機のように僕から遠ざかっていく。僕は無気力である前に無力だし、無力である前に無気力だ。思考が拡散し、それから嫌なところで淀む。僕は自分の存在を主張したりはしないが、それでも誰かに見つけて欲しいと思う。僕の輪郭が消えてなくなる前に。

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