12月18日、金曜日。
朝起きて二階の窓から見ると、屋根にうっすらと雪が降った形跡があった。先日のみぞれは幻だったとすると、これが一応初雪ということになるがそれ以上は降らなかった。
毎日夢を見る。起きて少し経つとそれらはすべて具体性を失い曖昧模糊としたものと化すが、そのうすぼんやりとした感覚でも特に悪い夢というのは見ていない。いい夢とまではいかないにしても、さほど悪くない(と思われる)夢ばかりだ。
今日は母が県立中央病院の心臓血管外科の診察を受ける日。そんなわけで11時過ぎに病院に行くと、特養の職員が玄関のところで待っていた。少しして仙台から弟も駆けつける。町内の総合病院と比べるとさほど待たされることはなかったが、あろうことか途中で電子カルテが落ちるというトラブル発生、検査後に母たちは先に返して僕と弟はドトールで遅い昼食がてら処方箋を待つという展開に。
少しして連絡が来て病院に戻ったが、結局もらったのは手書きの処方箋だった。いまどきの病院、停電時のための非常用電源は備えているはずなのだがデータベースのミラーサーバは用意してないのだろうか。
そんなこんなで病院から処方箋やらを届けに特養に行くと、母の友人3人が面会に来ていたので顔を出し、結局帰宅したのはもう夕方になってからだった。本日の検査の結果によると母の左足は足首から先の血流が悪いということだった。再来週にCT検査を受け、年明けに結果が分かるという予定。それにしても母の足は改めて見ると赤黒く変色していて見るからに可哀想だ。
病院に出かける前に置いておいた相場の指値は帰宅後に確認するとあっという間に串刺しになってストップを食らっており、それよりも午後1時過ぎにドル円が物凄い乱高下になっており、一体何が起こったのかとツイッターのタイムラインを延々とさかのぼって確認してみる。どうやら日銀が追加緩和を据え置いたのにも関わらず、一瞬勘違いが起こって吹きあがったらしい。どう考えても据え置くに決まっていると売りを置いておいたのだが、ここまで暴力的に一瞬吹きあがるとは思ってもみなかった。幸いにしてそれほど広い逆指値を置いておいたわけではないので致命傷は食らわなかったが。
その後ちまちまと相場をやってちょいプラスも、夜何もすることがなくなりテレビで「スター・ウォーズ」を途中まで見ていたのだけれど馬鹿馬鹿しくなってついまたポジションを取ってしまい損切りする羽目になり、慌ててバタバタして結局ほぼプラマイゼロまで戻す。今日の相場は年末相場というか、やたらとボラティリティが高いわりには因果関係からの方向が読みにくく、手を出さない方が無難だったかも。
これを書いている今、外は雨だけれど、これは明け方雪になるのだろうなと思う。今日は日中は降らなかったものの外気温は3度とか低かった。大体に於いてもう12月も半ばを過ぎているのだから、ここまで雪かきをせずに済んでいることを有難いと思わなければならないのだろうな……。
夜、久しぶりにチューナーを使ってギターのチューニングをした。元々僕は絶対音感というものがないが、ここんところ台所にずっと置きっ放しのセミアコ、チューニングがどうやってもぴったり来ないことは分かっていた。で、チューナーでチューニングしてもちょっと弾くとまた狂ってしまう。これはもう弦が限界で張り替えなくてはならないのと、学生時代から使っているギターなのでネックが反ってオクターブチューニングが合わなくなっていてそろそろギター本体も限界なのかもしれない。まずはペグを締め直すということぐらいはやってみてもいいのだが、どうにも今夜はめんどくさい。弦を張り替える気力もなし。
こうして夜は更けていく。