まず、コルグさんの名誉のために書いておくと、昨日の日記で基本的な音色が少ないと書いたけれど、マニュアルを見たらちゃんと音色のみの別のバンクがあって、一通り揃ってました。←最初からマニュアル読めよ。
今日は最初の抗がん剤投与から10日目、今日から5日間、白血球が通常の5分の1まで減り、免疫力ががくっと落ちる。よって、感染症に気をつけなければならない。しかし、どうやって気をつければいいのか。医者は生ものを食べない、人込みに長くいない、風邪をひいている人に近づかない、外出時はマスクをする、と言っていたけれど、生野菜はやっぱり生ものになるんだろうか。だったら食べた。コールスロー。トマトも買ったし。それと、マスクはしなかった。買うのを忘れた、というよりもマスク自体を失念していた。やはり普通に生活していると気をつけると言っても限界があるし、無菌室に住んでいるわけではないから普通に部屋の中に埃とかあるし、たぶんカビの胞子とかもあるのだろうし、ま、そのために空気清浄機買い換えたのだが、完璧ということはあり得ない。なので、ある程度は開き直るしかない。とにかく7度5分以上の熱が下がらなかったら即病院に行く、ということだけがボーダーラインなので、マメに熱を計るようにはしている。
そんなわけで3時過ぎに業務を終えて駅前のスーパーで夕食などを買っていると、なんだか左の肋骨の下、つまり脾臓がちくちくと痛む。脾臓はPET検査で癌細胞で倍ぐらいに膨れていることが分かっており、遺伝子組み換えの抗がん剤を点滴した夜にも同じようにちくちくと痛んだ。なので今に始まったわけではないし、原因となる要素もあるので不思議ではないのだが、内臓が痛むというのはやっぱり気持ち悪い。嫌だなあとか思っていると本当に気分が悪くなり、買い物を終えると遊歩道のベンチで少々休んだ。一生休んでいるわけにもいかないので仕方なく家路に就くと、ずっとちくちくと痛む。おまけに何故か猛烈に空腹を覚える。なんだか退院してからやたらと腹が減る。よって帰宅後惣菜などを食べ、それからソファに横になるがちょっと身体を動かすと脾臓が痛む。寝てると却って気になるかと思い、昨日届いたシンセの音色をもう一度一通り確認していると、また気分が悪くなり、どういうわけかさらに空腹を覚えた。なんでこんなに腹が減るのだろう、っていうぐらいに腹が減る。あまりの空腹にどんどん気分が悪くなるので、6時半ごろに買ってきた弁当を食べるが、食べている間にますます脾臓の痛みが酷くなり、ちくちくというよりも明らかに痛くなってきた。おまけに頭痛までする。しょうがないので痛み止めのロキソニンを飲み、やっぱり気になるので病院に電話してみた。救急の内科に繋いでもらい、事情を説明すると、病院に来ても同じように痛み止めを処方することになるし、今日初めて痛みを覚えたのでなければそれほど問題はない、免疫力の低下にも関係ないとのことで、痛み止めが効くのを待っているとそのうち痛みはようやく和らいだ。それはいいのだが、食べたばかりなのにまた空腹感が。一体どうなっているのだろう。かといって延々と食べ続けるわけにもいかない。あれこれ悩んでもしょうがないので、入院前にちょこっとギターを弾いて録音したものに、試しにシンセでダビングとか差し替えをして体裁を整え、と言っても飽くまでも試しなので間違ってもお構いなしなのだが、YouTubeとFacebookにアップした。別にアップしなくてもいいのだが、なんか習慣になってしまった。バックアップ代わり。それはともかく、シャワーを浴びていてふと鏡を見ると、髪が短くなったような気がするのはたぶん気のせいだろうが、一体いつからどのように毛が抜け始めるのだろうか。まだ注文した帽子は届いていない。