悲喜劇

3月30日、土曜日。

午後に母のところに行ったときにはただ曇っていただけだったが、鹿島の試合を見てから夕方買い物に出かけるとみぞれになっていた。で、帰りは本降りの雪になっていた。もう4月になろうかというときなのに。夜、窓を開けて外を見たら少し積もっていた。

磐田 1-1 鹿島。正直言って負ける相手ではないと思っていたのだが、終始押していたのに先制されたのが痛かった。結局レオ・シルバのゴールでドローには持ち込んだものの、今日は後半途中から交代で入った三竿の出来がことのほか酷かった。一方で後半途中に交代してしまったが、前半の内田篤人はまさにワールドクラスだった。

日中は取引ツールであるMT4のカスタマイズ。夜になって、TVerで期間限定で「101回目のプロポーズ」が配信されていることに気づき、見始める。リアルタイムでは見ていなかったが、以前レンタルビデオで借りて一気に見て大泣きした覚えがある。3話まで見たが案の定めっちゃ面白い。明日の日曜は何の予定もなかったので、一気に最後まで見てしまおう。気がつくとこのドラマはもう28年も前で、ドラマに出ている全員がここから28歳年を取った(生きていればの話だが)と考えるとなんだか不思議だ。劇中でDATのデッキが出てくるのがやたら懐かしいが、28年前にもうDATがあったのか。一時期、本チャンのレコーディングでもDATをマスターにしていた時期があったが、今考えるとあんな不安定なメディアをマスターにしていたことが信じられない。デジタルノイズが入ったら一発で終わりなのだから。DATのテープはまだ山ほど持っているが(ユーミンのマスターとか)、もちろん今はデッキを持っていないし中古で買うつもりもない。DATでしか聴けない新人のデモとか久しぶりに聴いてみたい気もすることはするが。

別に「101回目のプロポーズ」に限ったことではないのだが、浅野温子がやたらと目で演技したがるのが気になる。で、学生のときフランス語劇でギリシャ悲劇の王子の役をやったときに、演出の鈴木コーメイに「スケザは目で演技ができるから」と言われたことを思い出し、そういう意味ではあまり喜ばしいことではないなと。考えてみるといい役者というのはことさら顔を作ったりしない。

昨日と同じくらいの時間に行ったのだが今日の母は最初寝ていたので敢えて起こして車椅子に乗せることをしなかったが、帰り際母がぽつりと「何をしたらいいのか分からない」とこぼして、痛いほどその気持ちが分かった。やっぱり起こして車椅子に乗せるべきだったのだ。

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