名前のない馬

6月25日、火曜日。

今日もまた酷い悪夢を見た。コパアメリカのエクアドル戦(1-1)を見てから昼寝をしたら、実家で昼寝をする夢を見た。僕がいるのは実家であるからまさにそのまんまであるのだが、夢の中では二階で昼寝をしていて物凄く眠くて身体が動かなくなるという夢だった。その異様な眠気で動かない身体で這うようにして一階に降りる夢。そして目が覚めるとやはり僕は実家にいるのだった。夢から覚めてもやっぱり自分独りではあったが、目が覚めて数秒後にああ現実はこんなだったなと安心する。

一昨日の記憶は完全に曖昧になりただもやもやした何事かの感情の断片に過ぎず、そうするといつの間にか悪いのは自分であり、自分こそが弟夫婦を傷つけたのだという闇雲な後悔の念に駆られる。それはつまりただの嫌な感情だけが残っているからであり、それをそっくりコピー&ペーストしたような気分になるのだ。母の見舞いに行ってもじわじわと自責の念に駆られ、いたたまれなくなる。だがその自責はどの程度正しいのかはもう分からない。どの言葉がどういう感情をもたらしたかというような相関関係はもうどこかに消えてしまっている。

ACL、広島 3-2(2戦合計3-3)鹿島。アウェイゴールの差で鹿島が勝ち抜け。たぶん広島サポにとっては物凄くもやもやした試合だっただろうが、鹿島を応援する者としては土居聖真の2得点は心を打つものであった。特にがら空きのゴールに飛ばした2得点目の軌道は素晴らしく美しかった。ここ最近の土居聖真は非の打ち所がない。なんで代表に選ばれないのか不思議だ。山形出身者としてまた代表に帰ってきて欲しい。

夜、「逃げ恥」の10話の冒頭で躓く。あまりの幸せを見せつけられると非リア充の代表としてはそれだけで恐れおののいて腰が引けてしまう。なんとかそこを克服して最終話まで見た。ハッピーエンドというのはとにかくありがたい。だがそれは果たして実在するのだろうか?

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