飽食

11月25日、月曜日。

今日は彼女がうちにやってきている。

午後、彼女がうちに到着してから山形市内で水出し珈琲を出すカフェがあるというのでそこにランチに行ってみたのだが、食べ物の方はともかくとして肝心の水出し珈琲の方ははずれだった。これには正直言ってびっくりした。これまでの自分の経験からして、水出し珈琲はもっとも美味しいはずだからで、実際30年以上前に六本木交差点近くの地下のどうでもいい喫茶店で出す水出し珈琲も美味しかったし、これまで自分が飲んだ中でももっとも美味しいと思える珈琲のひとつが南浦和の蘭豆の水出し珈琲であるからで、それが故に水出し珈琲が美味しくないわけがないと思っていた。ところが今日飲んだ珈琲は別にどうってことはない普通の珈琲だった。

帰宅するころにはすっかり日が暮れていた。一旦帰宅後、彼女と一緒に母のところに行った。母に彼女を会わせるのは初めてだし、そもそも特養に弟以外の人間と一緒に行くこと自体が初めて。母の部屋に行くと何故か氷枕をしていたので職員に訊いてみると、どうやら母は風邪をひいたらしく38度3分まで熱が上がったらしい。後で看護師が体温を計りに来たがそのときには37度5分まで熱は下がっており、インフルエンザも陰性だということ。初めて母と対面した彼女に言わせると母は87歳にしては皺がなくあまりにも肌つやがよく、実にちゃんとしていてまったく認知症には見えないということだった。まあ実際のところ、母は認知症だとしてもごく初期の段階で、認知機能が若干衰えているという程度。

再び帰宅後、夕飯をどこで食べるかということで隣の寒河江市でレストランをググって探したところ、イタリアンで出てきた店が全席喫煙というナイスな店だったので行ってみた。すると、漆喰の壁に木の床という落ち着いた内装のこぢんまりとしたその店は、正解だった。パスタとピザとサラダを頼んだのだが、出てくる料理がインスタで毎回絶賛されている同級生のエリちゃんの料理のようで見た目にも素晴らしく、食べてもまた素晴らしい味だった。しかも二人で満腹になるほど食べて3000円台という安さ。無念だったのは、料理の写真を撮るのを失念してしまったこと。いやはや、普段まともなものを食べていない自分が久しぶりに誰が見ても美味しそうなものを食べたというのに写真を撮り忘れるとは。ラーメンとかを食べるときには必ず撮るのに。それにしてもいい店を見つけたものだ。これでいて煙草を吸い放題とは。

と、今日の日記はこの辺にしておこう。

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