遭遇

やっぱり例の薬が合わないらしく、朝起きてみるとぐらぐら。朦朧としているので二度寝、三度寝をしてみるがやっぱりすっきりしない。外に出ると灼けつくような強烈な日差し、暑いなんてもんじゃない。しかし日陰はそれほどでもないところをみると、日なたと日陰の体感温度差は相当ありそうだ。それにしてもこんな炎天下に試合をする高校野球というもの、近頃の健康ファシズムなどを引き合いに出すまでもなく、言語道断、放射能や受動喫煙なんかよりよっぽど身体に悪い。なんか日本人はすぐ根性みたいな精神論に置き換えてしまうが、ただの一新聞社の企画に過ぎない。どうしても昼間試合をやりたいのなら、甲子園をドームにすべきだ。

夜になると思いの外涼しい。珍しくNHKスペシャルをソファに寝転がって見ていたのだが、なんか辛い。もちろん例によって痺れたりはしているが、なにがどう、というわけではなく、恐らく精神的に辛い。横になってじっとテレビを見ている、ということが非常にしんどいことに感じる。そんなわけでああでもないこうでもないと体勢を変えながらなんとか最後まで見たが、たかがテレビ番組、そこまでして見なくてもいいようなものだが。で、あまりにもげっそりしてしまい、気分転換にスーパーまで買い物に出た。気温が下がった夜気は気持ちよかった。帰りがけ、街灯の下にひっくり返っているカブトムシのオスを発見、足をばたばたしているが周りにたくさんのアリが群がっているので、取り上げて表向きにして違う場所に置いてあげた。でも大分弱っているみたいだった。カブトムシを見たのは一体いつ以来だろう。カブトムシは恩返しをしてくれるのだろうか。

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