同志少女よ、敵を撃て

12月22日、水曜日。

基本的に書評家がこぞって絶賛したり、このミスみたいなランキングなどは信用しない方なのだが、この本は確かに面白かった。しかしながらツイートで呟いたように、後日談的なエピローグは必要なかった気がする。作者は一人の少女が狙撃兵として第二次世界大戦を生き抜いて何を得て何を失ったかということを具体性を持って呈示したかったのだとは思うが、この作品の面白さは巻末にある凄まじい数の参考文献にも垣間見えるようにそのリアリティと克明さにあり、エピローグではそれを大雑把にまとめる形になってしまっている。なので、個人的にはエピローグの前で完結していたら傑作になっていただろうなと惜しまれる。

第二次世界大戦の独ソ戦という舞台は、考えてみればヒトラー率いるドイツも、スターリンが治めるソ連も、どちらも独裁国家なのだった。まあナチスドイツを善と考える人はいないだろうけれども、かといってスターリンのソ連を善と考えられるかというとそれもまた難しい。その中で家族を惨殺されるという復讐心を持って戦争に参加するセラフィマという少女に感情移入することは実は難しくない。しかしながらまるで機械のように人を殺す狙撃兵という存在になった人間がいかなるものかと考えると、大概の場合はハリウッド映画的なヒーロー(この場合は女性なのでヒロイン)として描かれるのが普通だ。だが作者が描きたかったのは前述のように彼女が何を失ったのかということで、それを史実の中でリアリティを失わずに書くというのはそれなりに大変な作業だ。それは後日談を書かなくても終戦の時点で十分に伝わったと思うのだが。

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昨夜はあと30ピップス担がれたらゼロカットでそれこそ口座ごと吹っ飛ぶという状態でパソコンの電源を落として寝たので、朝方夢の中でもポジションのことを思い出したくらいだった。果たして朝起きてみるとポジション自体はまだ生き残っていたものの、いつまで経ってもユーロは落ち切れず、結局二日間にわたって延々とドローダウン(含み損)を眺める羽目になった。それでも今日は昨日のように問答無用にドル売りになるという展開ではなかっただけマシだった。とはいうものの、昨日よりも早く、夕方に前日高値まで踏み上げられて決死の思いで売り増し、夜一旦下押ししたところで損切り。今チャートを見ると結果的にはそのまま持っていれば建値までは落ちたものの、かといって今週に入ってからの相場の動きには一貫性がなかったので通常の損切りレベルで決済したのは悪くはなかった。何よりポジションから解放されたので。

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