世界終末戦争

12月23日、金曜日。

9時14分起床。朝起きると雪は降っておらず、晴れてるじゃんなどと思った。だが、その後とんでもないことになった。

気がつくと昼頃から雪は降り始め、やっぱり降るのかなどと思っていたらあっという間に本降りになり、それもちょっとやそっとの降り方ではなかった。あまりにも凄い勢いで降っているので、何時ごろだろうか、外に出たらほんの数時間ですっかり積もっていた。あまりのハイペースに驚いてとりあえず電動除雪機で最初の雪かき。ところが雪かきをしても振り返るともう積もっているという。これはとにかく早めに買い物に行った方がよさそうだと買い物に出たはいいが、雪で視界が悪いせいもあるのかドラッグストアの駐車場で太った女の運転する車に危うくひかれそうになった。

とにかく尋常じゃない雪の降り方で、暗くなるぎりぎりまで待って二度目の雪かき。道路にはもうかなり積もっている。雪が湿っていて電動の除雪機では雪が詰まってしまう。なので後半はスコップで。この調子で降り続いたら雨どいがぐちゃぐちゃに壊れた昨季よりも積もりそうだ。明日の朝は間違いなく除雪車が入るので人力で雪かきするしかないが、それよりも下手すると40~60cmぐらいは積もってそう。何しろ、夕方にはこの町にも大雪警報が出たくらいなので。

そんな中、相変わらず一日中シンセ音源を調べる。ひとつはこれというものを決めたのだがもうひとつ欲しい。その候補が2つあってどちらを選んだものかいつまで経っても判断がつかず。

で、夜、シンセ音源を試すのに没頭して台所で珈琲の生豆を煎っているのを忘れてしまい、大変なことに。もちろん台所は煙が充満、たまたま火災報知器の電池が切れていたから鳴らなかったものの、報知器が生きていたら間違いなく鳴っていただろう。豆は真っ黒焦げで全滅。

鳴ると言えば昼、固定電話にワン切りのような着電が立て続けにあり、出てみるとどうやらファックスを送っているような音が。短い間に10回ぐらいかかってきたので、これ以上続くようなら電話線を引っこ抜こうかと思ったところでようやく収まった。しかし、本当に固定電話辞めたいな。

マリオ・バルガス=リョサ「世界終末戦争」読了。

この小説は19世紀にブラジルで実際に起きたカヌードスの反乱を当時の記者が書き残したノンフィクションのリライトなのだが、つまり史実と矛盾してはならないわけでその上で長尺の面白い小説に書き上げるリョサの手腕は本当に只者ではない。ツイートにもあるように読んでいる方が覚えられないくらいに登場人物が多いのだが、それぞれのキャラクターは終始一貫して齟齬がない。これ全部メモして書いたのかな……などと凡人の自分は思うが、恐ろしいほどの記憶力。インプットとアウトプットの差が凄い。

今日は一瞬だけトレードして本年の業務は終了。キャッシュバック業者の方はその後連絡がなく、いまだに0のままだがブローカーの方からのキャッシュバックがちょっとしたお年玉ぐらいあった。

明日の朝の雪かきに耐えられる体力が果たしてあるのか、そこが問題。

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