プリンシパル

5月30日、火曜日。

8時36分起床。昨夜深夜までヤマザキと長電話したのだが、いささか早く起きてもそれほど体調が悪くなかったのは昨日の点滴が効いたのか? とはいうものの、午前中昼寝はしたのだけれど。

日中業務少々。月末なので何かと警戒。

午後、メルカリに出品していたプラグインのライセンスが売れたんだけれども、これを書いている今に至るまで受取評価されないところをみると、バックレられたのだろうか? たかだか2000円のもので?

長浦京「プリンシパル」読了。

やくざの組長の娘が、父親が死んだことで嫌々跡目を継ぐ羽目になる……というプロットの骨子は、かつて映画化された「セーラー服と機関銃」とまったく一緒。で、お定まりの抗争があって、という具合。で、これまたお定まりなのは、こういう話では主人公の女性が組長として非常に優秀であるということ。そうでなくては話にならない。

そんなわけなのである意味予定調和の話を読んでいるようなものだが、作者はいろいろ理由をつけて主人公を非情な行為に走らせる。それこそ情け容赦ない。ただそれが生来のものなのかは怪しいところでもあり、つまりはある種の弱さが強さを生んでいるという矛盾を孕んでいる。いずれにしろ、こういうアウトローものの場合は、非情さを徹底して突っ走るしかないわけで、それをいかにカタルシスに結び付けるかというのが筆力を問われるところなのだが……これ以上書くとネタバレになりそうなので自粛。

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