警官の血

7時に一度目が覚めるが、少々早過ぎるかと思って2度寝したら、ちょっと嫌な夢を見て8時過ぎ起床。朝食後、アート・ペッパーを聴いてから業務に向かうが空がどんよりと曇っていたので傘を持って出た。案の定その後は1日中雨。展開上2時間で業務は終了、だが5日間休んだせいで精神的にもたなかったのも確か。そんなこともあり、スーパーで昼食を買って帰途に就くころには不安感に悩まされた。今日に限ったことじゃなく、このところ毎日のように強い不安感を覚え、精神的に不安定だ。ようやく気分がなんとか落ち着いてきたところで、帰省中に上巻を読み終えた佐々木譲「警官の血」の下巻を読み始め、止まらなくなった。夕方、一息吐いたところでいくらなんでもそろそろ精神科に行かなければと傘を差して医者に向かう。この間fragmentsにも書いたけれど、「精神科」と書くとどうも誤解されるような気がしないでもないが、実際は心療内科とまったく変わらないのだけれど、診療科目が「精神科・神経科」なので一応精神科と書いている。実際にはメンタルクリニック。3週間分の薬を処方してもらい、和風ファミレスで夕食、スーパーで茶を買って帰る。そういえばこのメンタルクリニック、12月に引っ越すと言われた。同じ駅前だが。僕の引越しも12月だけれど、引っ越すと電車で通うことになるが自立支援という医療補助を受けている手前、医者を換えるのは非常に面倒だし、引っ越す先の駅前にあるメンタルクリニックは一度行ってあまりにも混んでいたのでヤメた覚えがあり、このまま同じ医者に通おうと思う。どうせ月に1度ぐらいの頻度だし。

帰宅して「警官の血」の続き、さっきまでかかって458ページを一気に読了。面白かった。3代に渡る警察官を描くこの大河小説、4年前の「このミス」の1位だし、3年前にドラマ化されたらしいので知っている人にはいまさらなんだろうけど、改めて面白さという点では「このミス」というランキングはわりと信頼出来ると思った。ゆるい部分が多いしラストのセンチメンタリズムもちょっと気になるんだけど、2度出てくる潜入走査の部分がスリリングで実に面白い。小説としての完成度はスチュワート・ウッズの傑作、「警察署長」辺りと比べると一歩譲るかも知れないが、ミステリとしても一本背骨が通っていて最近読んだ国内ミステリの中ではかなり面白かった。明日本屋に行って続編を買おうと思う。今日は1日中ジャズを聴いていた。音楽を聴けるようになったのはいい傾向だ。そういえばiPhoneでトップページの1部の表示が文字化けしていたので修正。

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