小指

7月8日、月曜日。

9時半起床。というか、病院からの電話で起こされた。リハビリの事務手続きの話。

朝食後昼寝。夕方ゲリラ豪雨。今日は久しぶりに業務に復帰したところ、担ぎ上げられて夜に根負けして40ピップスの損切り。結果的にはそのまま持っていればプラスに転じていたのだがそれもたらればの話。というか、それを言うなら逃げられるタイミングは一度あったのに見過ごしてしまった。いずれにしても、結局は我慢が効かない。

それよりなにより、今日は母のところに行くのが遅くなってしまったのだが、母の爪が伸びていたのでナースステーションで爪切りを借りて爪を切っていたところ、小指に来たところで母が怖がっていきなり動いてしまい、それで小指の先を切ってしまった。真っ赤な血が出て、大変なことをしてしまったと思った。母は血をさらさらにする薬を飲んでいるのでなかなか血が止まらない。廊下にいた看護師に処置を頼んだのだが、血が止まらないと薬を塗れないというので、そこからしばらく小指をガーゼでぐるぐる巻きにした母の手を持ち上げ続けた。その間も余計なことをしてしまったという慙愧の念で一杯。

結局面会時間の17時を過ぎても血が止まらず、10分ほど過ぎたところで看護師が薬を塗ってくれたのでそこで帰宅。外は土砂降りの雨。

いろんな意味で、今日は余計なことをした。母の小指の先の鮮血が頭を離れない。なんにせよ後悔先に立たず。

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