安定剤

朝、嫌な夢を見て目が覚めた。時計を見ると8時。どういう夢かは忘れたけれど、死に対する恐怖感があったので2度寝、また夢を見て9時に起きる。幸いにして最初に目が覚めたときの恐怖心は追いやることが出来て、午前中は比較的調子がよかった。PCに向かってしばし調べ物をしたり、昨夜の続きで”This Way”のドラムの打ち込みなど。あまり食欲はなかったので昼もピーナツバターを塗ったパン1枚で済ませ、午後になって本を読み始めるが、この辺りからどうもまた精神的に調子が悪くなった。なかなか本を読み進めない。2・3ページ読むと鬱屈してしまい、休まざるを得ない。ちなみに読んでいるのは佐々木譲「笑う警官」、昨日までの「無理」のようなひたすら鬱屈するような内容ではない。とうとう本も読めなくなったかと思い、またぞろ煮詰まってきたので、駅前に繰り出し2時間ほど業務をして気分転換を図る。少々早いかなと思いながら5時半ごろにラーメン屋で夕飯、ところがラーメン屋のテレビで藤本義一の訃報を告げるニュースが目に入り、いや耳に入りかな、とにかくそれで強い不安感を覚えてしまった。それは恐怖心に近いような不安感だったので、食べ終わるとドグマチールと一緒に安定剤のソラナックスを1錠飲んだ。帰宅するとFacebook経由でドラムのミヤザワからメッセージがあり、ちょっとやりとりして明後日池袋で会うことに。それから本を読み始めると今度は読み続けられる。気がつくと先ほどと比べると気分が随分と落ち着いていた。どうやら安定剤が効いたようだ。多少ぼうっとしている気がしないでもないが、不安感に苛まれているよりは遥かにマシだ。ツイッターであらゆる向精神薬(というか精神医療)を否定している医者の影響で薬を飲まないように、少なくとも依存しないように常用は避けていたのだけれど、その医者の意見は極論であるし、なにしろこう毎日精神的に不安定だと気が滅入るしそれだけで疲弊しきってしまう。馬鹿とハサミは使いようではないが、ここはしばらく、安定剤を上手に使うようにしよう。恐らくその方が精神衛生上もいいだろう。要は耐性が出来てだんだん薬が増えるような飲み方、つまりアル中みたいにならなければよい。一番大事なのは客観性を失わないことだ。

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