昨夜は抗うつ剤のリフレックスを最初半分だけ飲んだのだが、ちょっと考えて中途半端はよくないと思い、結局残りの半分も飲み、都合1錠飲んだ。すると、1時に寝て起きたのは10時、計9時間も寝てしまった。途中2度ほど目が覚めたのだが、眠くて起きられなかった。で、前回のように朦朧となって物を考えられなくなるのかと思いきや、不思議なことに今回はそうはならなかった。それどころか、今日は安定剤を1錠も飲まずに済んだ。安定剤を飲まずにいられないほどの強い不安には至らなかった、ということだ。もちろん、意識の根底には常にうっすらとした不安感が潜んではいる。それが本日は肥大化しなかったということだ。
今日は起きた時間が時間なので、元々乗り気ではなかったので業務は休み、午前中は引越しの準備を少しながらした。相変わらず結構な勢いで物を捨てる。2時ごろに駅前に出かけてモスバーガーのテラス席で昼食。ところがこの駅に向かって歩いている途中で、身体が物凄くダルいことに気づいた。半端なくダルい。ふらふらするくらいに。たぶんリフレックスの影響と寝過ぎの両方から来ているのだと思う。とにかく、あまりにふらふらするのでモスバーガーを出てもすぐに帰宅する気にはなれず、駅前のカフェでエスプレッソのダブルを飲んで休憩。で、本を読む気にもなれなかったのでキーボードのヤマザキに電話してみると珍しく繋がり、1時間ほど話した。今日安定剤を飲まずに持ちこたえられたのはこれが大きかったと思う。1日のうちで一番精神的に怪しくなる時間だったし。ヤマザキは相変わらず忙しそうだ。僕が最近の苦境、不安感に悩まされていることなどを話すと、ヤマザキに至っては年金を払っていないのでもらえず、貯金もないそうで、そのわりには実にあっけらかんと喋るので、いかに今の自分が悲観的になり過ぎているのか、焦り過ぎているのかを思い知る。一足先にターニングポイントを迎えているとはいえ、僕は恐らく些少ながらも将来年金をもらえる可能性が非常に高い。それだけでも恵まれているのではないか、と思い直した。
カフェから帰宅すると、この分だとダルさでたぶん昼寝してしまうだろうな、と思っていたのだが、結局昼寝はしなかった。というのも、夜になるに連れ、ダルさが気にならなくなったからだ。夜は何をしたらいいのか分からず、かといって引越しの準備をする気力もなく、言うなれば生きることを見失ってしまったような状態になりかける。自分がただ時間が過ぎるのを待っているか、もしくはただ自分自身(あるいは時間)を持て余しているだけのような気がしてくる。なので、久々にジノ・ヴァネリを聴きながらネットでなんちゃって就職活動、その後は記憶力をなんとか取り戻さなければならないと思い(ホントに最近自信がないのだ)、キーボードに向かって少々弾いた。
それにしても、先日メンタルクリニックで医者に抗うつ剤を止めて安定剤でしのぐと言ったばかりなのに、180度方向転換をして抗うつ剤を飲んで安定剤を飲まずに済む、というのはなんとも皮肉なことだ。実際のところ、少なくとも今日のところは抗うつ剤がちょっとした救済にはなったようだ。これでダルくなったり、寝過ぎたりしなければいいのだが。そんなわけで精神的に安定するまでしばらくリフレックスを飲むことにするが、例の如く、飲み続けて攻撃的になって人に食ってかかったりしないように注意せねば。しかし、そんなことを果たしてコントロール出来るのだろうか。と、一抹の不安は残る。