小心者

１２月５日、金曜日。

８時４８分起床。昨夜はそこそこ早く寝たので。ちょっと淫夢っぽい夢を見た。

朝食後雪かきも、午後からは晴れた。今日はとにかく業務で取り損ねまくり。というのも、昨日一昨日と二日続けて薄氷を踏む思いをしたので、また来るんじゃないかと警戒し過ぎてしまった。とにかく勇気がない。今週は月火でほぼ一週間分取れてしまったこともあり、今日は消極的だった。

以前も書いたがとにかく俺は気が小さい。たぶん世界でも有数なレベルぐらいの小心者である。父も母も気が小さかったので、ダブルで気が小さくなったんだと思う。不思議なもので、珍しく勇気があるときというか、気が緩んだときに業務で大きな失敗をする傾向にあるので、意外と業務的にはビビりの方がいいのかもしれない。

川上未映子「黄色い家」読了。この作者の本を読むのは初めてだったが、とにかく主人公が愚かで馬鹿過ぎる。で、徹頭徹尾主人公の（馬鹿な）感情が溢れているのでなおさら感情移入出来ない。もしかしたら川上はそういった愚かさそのものを描きたかったのかもしれないが。結構評判のいい小説だが、感情過多な感じは否めない。

夜、YouTubeであまりの悲惨さに途中になっていた、１９５３年の映画「ひろしま」を最後まで見た。８万人を超えるエキストラも凄いが、現実の原爆投下からたった８年でこれだけリアルな映画を撮ったことが凄い。原爆直後の廃墟と化した街のリアルさ、一体５３年にどうやって撮ったんだろうと思えるほど凄まじい。戦争を知る人がほとんどいなくなって右傾化している今、すべての人に見て欲しい映画。