一時帰宅

例によって6時台に一度目が覚めるのは、外が明るいせいだと思う。7時半起床。朝は寒かったが、今日は予報どおり、1日素晴らしい天気だった。雲一つない快晴。

今日は母が外出許可をもらって半日だけ一時帰宅する日。10時に病院に迎えに行く。病棟に行くと、母の表情はあまり冴えず、今日はそれほど調子よくないのかな、と思った。だとすると、4時に病院に帰す予定なのだが、多少早める必要があるかも知れない、などと思った。

1ヵ月半ぶりに自宅に戻ると、真っ先に母は父に線香を上げた。父の遺影と位牌を前にして、さすがに取り乱すのではないかと心配していたが、涙ぐんだりはしたものの、大きく取り乱すことはなかった。父の葬儀の会葬者名簿を見せたら、ほとんどの人を母は覚えていて、そういう点でもとても本人が言うようにボケているとは思えないし、ボケてはいないだろう。昼はおかゆと茶わん蒸しを温めて母に出す。母はおいしいと言って食べてくれた。あまりにも天気がよくて、縁側は暑いくらいだった。なので、せっかくの天気だからと、母を誘って近所に散歩に出た。考えてみると、帰省して以来、僕も散歩するのは初めてだった。そんなわけで、近所を軽く回ってきただけで、僕の方が疲れを覚えた。

今日は僕の体調があまりよろしくなかった。ひとつには、久しぶりに長い時間母と二人でいて、緊張したせいもあるかも知れない。途中から少々気分が悪くなったりした。3時過ぎになって、寺に寄って父の遺骨にお参りしてから病院に戻ろうと母を誘った。寺に着くと、ちょうど住職がジャージで雪掻きをしていた。線香を上げて、それから病院へと送った。表情こそまだ冴えないけれど、思ったほど母の調子は悪くなかった。なので、また母を閉鎖病棟に置いて帰るのは、なんていうか、とても切なかった。これからは出来れば週に一度ぐらい、帰宅させることが出来ればいいのだが。

その後は時間変更した歯医者に行ってから一人で夕飯、WBCの日本×オランダのスリルのない試合をつけたまま、YouTubeであれこれ音楽を聴いた。おっと、今日は少々本を読んだ。ホントに少々。

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