個人的な体験

7時過ぎ起床、朝食後コタツ寝、というのがパターン化してきた。その後業務という流れも。いつの間にか、足を洗った筈の業務に通う毎日。今日は3.11からちょうど2年目。しかし僕は黙祷することはなかったし、特に2年前を思い出して感慨にふけることもなかった。確かに、去年までは震災の日を境に、世界がおかしな方向にどんどん傾いた、違うパラレルワールドに移行したという強い印象を抱いていた。だが今僕が山形の実家で一人で暮らしていることと、震災とは直接関係がない。結局のところ、僕は公人ではないので、常にパーソナルな日々を生きている。僕のこれまでの人生はすべて個人的な体験の集積である。だから、今日もそれは変わらない。

明日の2時に入っていた歯医者の予約を5時半に変更してもらって、明日、母を一時帰宅させることにした。というのも、今週は明日が一番天気がよいらしいからだ。10時に迎えに行って、夕飯前の4時ごろには病院に戻す。昼を母に食べさせることで、かなり悩んだ。冷蔵庫はスカスカであるし。結局スーパーに買い物に行って、茶わん蒸し等を買ってくる。あと、茶の間や台所を片付けたり。なんか母親が自宅に戻ってくることに緊張している自分がいる。もちろん嬉しいことの筈なのに。父の遺影や位牌を目の当たりにして、さすがに動揺するのではないか、久しぶりに自宅に戻って、また状態が変わってしまうのではないかなどと、余計に気を回してしまう。

夜はアルガルベ杯のなでしこの試合を見る。デンマークは、これまで対戦したノルウェーとドイツよりもむしろ巧い印象を受けたが、2連敗してようやく本来のサッカーが出来るようになったなでしこ、前半の途中から寄せ付けず、2-0で勝利。途中まで気になったミスパスも次第に気にならなくなった。というのも、試合が進むに連れ、デンマークにサッカーをさせなかったから。

時計を見るともうすぐ日付が変わる。今日も本を読んでいない。今のところ。

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