書けない

このところ、毎晩睡眠薬(レンドルミン)を飲んで寝ている。依存するのは嫌だし、実際あまり効いているとも思えないんだけど、どうしても寝床で悪いことを考えたくないという気持ちがあって。でも結局はいつもいいことを考えながら寝た試しがない。

そんな感じで2時就寝、7時半起床。4時半まで業務。帰宅後散歩少々。が、業務が徒労に終わったことからなかなか気持ちを立て直せない。なんていうか、罪悪感がなかなか消えない。

夕食後、今日も手が痺れては来なかったが、例の音楽紹介のページの体裁を考えるために文章を書き足そうと思って書き始めたのだけれど、一行書いたら後が続かない。驚いたことに言葉がどうしても浮かんで来ない。焦った。とうとう文章を書けなくなったと思った。例の、何をやっても無駄という虚無感と同じように、もう何も出来ない、とうとう頭が劣化したと思い込む。だんだん頭がパニクってくる。なんかこういう思考回路は今の母親に似ている。あまりにも気落ちしたので、Hに電話をくれるようにショートメールして、書斎のソファで気絶。

僕は自分のサイト(some kind of love)を立ち上げてからもう14年目ぐらいになるのだけれど、立ち上げた当初は道を歩いていてもサイトに書くことが文章となって常に頭の中を流れている状態だった。まだブログなんてない時代、ネット上で知り合いになったホームページ仲間や読者から文章が巧いなどと言われてその気になったりしたし、1年間小説を書きまくったりもした。元々僕は話しながら理論を構築するのが得意だったし、文章を書くのに言葉が浮かばないなどということはあまりなかった。普段使わない言葉でも書くときは自然に浮かんでくる。それが出来なくなったということは、最後の砦が崩れたような気がして、ここまで落ち込んでしまったのだ。

2時間後、Hから電話がかかってきて目が覚めた。結局、Hとは2時間近く電話。電話を終えてから、Hには迷惑かけてるなあと申し訳ない気持ちで一杯になった。

このところずっと、1日の中で気分の浮き沈みが多い。今はうつが酷いのでしょうがないのだけれど。日中は暑く、外で煙草を一服しながら遠くに見える山々を眺めて、この土地で暮らすのも悪くない、などと思ったりもしたのだが。

これまでの経験からいって、一晩寝れば明日には気持ちを立て直せるだろうし、またそれなりに文章も書けるようにはなるだろう。だが、今の気分として、昨日の日記に載せた仮ページのリンク部分は削除しておこう。そんな感じで、あらゆることに自信喪失中。そういえば今日は地震があった。結構長く揺れた。

今日の煙草は17本。父の机の引き出しから、父の買い置きの煙草がたくさん見つかった。今の煙草が切れたら、それを吸おう。銘柄が違うから、たぶんおいしくないだろうけど。


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