死の淵より

昨日の朝目が覚めてから、今日までの2日間、恐らく僕の人生の中でもっとも体調の悪かった2日間だと思う。もちろん、風邪で高熱を出した、とかを除いて。とにかく、尋常じゃなくダルい。初めに疑ったのは薬による肝機能障害。それぐらい病的にダルかった。昨夜はPCに向かっても1行も書ける状態になく、風呂に入っても一向に好転せず12時には寝たが、寝つきが悪く、ホントにこのまま死んでもおかしくない、と思った。で、入院して寝たきりになるというのはこういう状態が延々と続くのだろうか、などとも考えた。案の定、死んではまた生き返る、ということを繰り返すという夢を見た。で、今朝目が覚めると8時。ちょうど8時間寝ているにも関わらずそれこそ死にそうにダルい。まさに瀕死。一体何が原因か考えるがさっぱり分からない。このところまともな食事を取っていないから何かの栄養素が不足していて、点滴でも受けなければならない状態なのだろうか、などと、憶測だけが頭に浮かぶ。ブラッドベリの長編、「死ぬときはひとりぼっち」を思い出す。こんな状態でもずっと寝ていたらそれこそ地獄だと思い、鉛のように重い身体で業務に向かう。アホか。台風の影響で外は風が強く、空を見上げてもいかにも不安定な天気。夜なでしこの試合があるし、なにしろこの状態だから無理せず早めに帰宅するが、ソファで即死。この2日間の特徴は、眠れば眠るほど状態が酷くなる、ということ。もうホントに、余命何ヶ月、みたいな状態になる。うつろな目でなでしこが辛勝した試合をなんとか最後まで見る。途中、さすがに頓服を2錠飲む。そのせいか、試合が終わるころに気のせいか少しマシになったような気がしたのとジュースと石鹸が切れていたので24時間営業のスーパーに向かう。ジュース、石鹸とビタミン飲料、小さいサラダを2つ買う。で、これを書いている今、ようやく人間界に復帰しかけているところ。命あっての物種。

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