夜、DVDをポストに投函しに行くと、夜空には満天の星があった。実家に戻ってそろそろ一年半になろうとしているが、いまだにこのやたらと広い空の景色に慣れない。帰り道、俺は一体ここで何をしているんだろうと思う。
相変わらず暑い日が続く。8時過ぎ起床も眠いというところも相変わらず。眠気が取れないので予定を変更して業務に赴くが、眠いのは一向に変わらず。業務の帰りに久しぶりに父の墓参りをした。結局、夕方ソファで2時間ほど寝てようやく眠気が取れる。この、朝から日中は眠くて夜眠くないという近ごろのパターン、都心ならともかくこんな田舎では困る。夜勤とかしているのなら別だが。
だが、本当に眠くないのだ。映画2本見て、さらにもう1本見かけて。あんまり眠くないので風呂入る前に4小節のコードをエレピで録って、久々にギターをちょこっと弾いてみる。もちろん上手くなんか弾けない。何故か脇腹が痛くなる。なんていうか、田舎の夜ってあまりにもひっそりとしてときとして怖くなる。よっぽど安定剤飲もうかどうしようか考える。結局飲んでない。
相変わらずがあまりにも多い。映画病も相変わらず、母の状態も相変わらず。というか、母の左足がまたむくんできた。ワーファリンちゃんと飲んでいるのだろうか。心配になる。
今日見た映画はまずhuluでリュック・ベッソン原案ピエール・モレル監督「パリより愛をこめて」。スキンヘッドで太ったおっさんになったジョン・トラボルタが、先日見た「ダークナイト」のバットマンより強いんじゃないか(少なくともメンタル面では)という活躍をする典型的なハリウッドスタイルのジェットコースターアクション。単純明快。配信が明日までというのとリュック・ベッソンという名前で見たのだが、この映画が評判がよろしくないというのはこういう無敵のスーパーヒーローに世の中は飽きているからだろうか。ま、確かに「リーサル・ウェポン」とか見るのとなんら変わりない。分かりやす過ぎるぐらい分かりやすいが、それなりに(B級アクション映画として)楽しめた。
もう1本は再配送されてきたコーエン兄弟監督「ノーカントリー」。3分の1まで見ていたがまた最初から見た。こっちの方はアカデミー賞を始めとしてほとんどの賞を総なめにしたほど評判がいいが、ラストがちと物足りない気はした。そこまでがあまりにも出来がよかったので。前述の「パリより愛をこめて」がやたらと明快だったせいだろうか。もうちょっとカタルシスの得られるラストでもよかったかなとは思う。しかし、悪役が魅力的というのは実に重要だなと改めて思う。
ああホントに眠くない。このまま昼夜逆転してしまうのだろうか。やはり作用時間の長いロヒプノールを2錠飲んで十分に寝た方がまだよさそうだ。気は進まないが。明け方、鳥の声を聞きながら寝るのはあまり嬉しくない。とにかく、昼間眠いとどうにもならない。
え? いま気づいたが日付が変わってもう6月なんだ。もうすぐワールドカップだな。