最近寝るのは大体3時ごろ、寝床に就くといつもカッコウの鳴き声が聞こえる。もちろんまだ日が昇っておらず、したがってカッコウというのは早起きというよりもむしろ夜更かしなのだなと思う。
今朝は10時から親善試合、日本×コスタリカの試合中継があるので9時にアラームをセットして寝たのだが、どういうわけか7時15分に目が覚めた。当然眠いのだけれど何故か起きていられるのはそれだけサッカー、日本代表の試合を見たいという気持ちが強いから。
で、結果は3-1で日本の逆転勝利。先制点の取られ方が以前の日本代表がアジアでも中東辺りによくやられたパターン、サイドでフリーで持たれてクロスを上げられるという典型的なかつての日本代表の失点パターンで、またかと思ったのだが、そこは今日急遽左サイドバックに入った今野という比較的明確な要因があり(前半は明らかにそこが日本の弱点となっていた)、試合をトータルで見ると日本の完勝、先日のキプロス戦からの経緯を考えても順調に調整が進んでいると思っていいだろう。0-1のビハインドで終えた前半も悪くなかった。今日は前述の今野が左SB、CBが森重と吉田、ボランチが青山と山口、右サイドに大久保、ワントップに大迫という具合に先発を変更してスタートしたが、今野がフィットせず、相変わらず本田がトップフォームにない(キプロス戦よりは多少上がったが)ということを除けば総体的にいいパフォーマンスだった。青山と山口の組み合わせも特にこれといった問題はなく、初めて右サイドに入った大久保も普通にキレのある動きを見せた。ゴールは決められなかったものの1トップに入った大迫はポストプレーが特に素晴らしく、こうしてみると結果的には2部でもドイツに行って短い間に成長したなあと思う。たくましくなった。実際、2点ぐらいは取れるチャンスがあった。
後半になって大久保に代わって岡崎、青山に代わって遠藤、今野に代わって長友という通常のレギュラーの布陣に近くなり、特に岡崎が入ることで攻撃のときのギアが2段ぐらい上がる感じがする。現在の好調を物語っている。後半になってコスタリカのパフォーマンスに疲れが見えたせいもあるが、この布陣になると面白いようにパスが回り、遠藤が決めて同点。大迫に代えて柿谷を投入すると香川がドルトムント時代を彷彿とさせるゴールで逆転。実際、今日の香川は以前のキレを取り戻しつつある感じだった。終了間際に柿谷がダメ押しのゴールを決めて3-1でゲームを終える。柿谷は結果的に1ゴール1アシストだがまだ物足りない感じはする。むしろ今日のところはゴールという結果は出せなかったが大迫の方がよかった。柿谷に必要なのはいろんな意味での強さ、インテンシティであり、そのためにも早く欧州に移籍した方がいいと思う。既にフィオレンティーナとかアタランタの名前が挙がっているようだが。どっちにしてもW杯後には移籍するだろう。気になるのはやはり本田、まだ100%に持って行く段階ではないとしてもW杯まであと10日しかない。まだまだ好調時には程遠い。フル出場した山口は攻守において素晴らしく、これでボランチの層が厚くなったというか遠藤を後半から投入するというオプションが非常に有効に思える。落選した細貝は気の毒だが(ブンデスリーガではいいプレーをしていたので)、結果的にはどちらを選ぶかと言えば山口で正解だった。コスタリカは決して弱いチームではなく、中米らしいいいチームであったので、ここは素直に日本の方が強いと思うべき。いずれにしても本番に向けてコンディションを上げていくという位置づけからも上出来な試合。
というわけで代表に関しては実に順調にここまでのところは来ていて一安心、午後は「家政婦のミタ」を最後まで見る。10話まで見て次が総集編的な蛇足っぽい特別編になったのでまさかhulu、最終回がないのではと焦ったがちゃんとあった。で、案の定というか最終回を見て泣いてしまった。ことドラマとか映画に関しては僕という人間は実に涙もろい。要するに面白かった。途中まではいらいらして、このドラマも「東京ラブストーリー」とかと一緒でイライラともどかしさで視聴率を稼いだのかとも思ったのだが、確かに主人公はかなりデフォルメされていて設定にも無理があるなあとは思うものの、そこはドラマというのはそういうもの、40%の視聴率を稼ぐドラマというのはやっぱりそれなりに面白い。ただ個人的には、ここ10年ぐらいで見たドラマではやっぱり「JIN-仁-」が一番好きかな。まだまだ見ていないドラマの方が全然多いのでなんだけど。余談だが、「ミタ」での隣家の主人役、池田政典だったのだな。見終わってウィキペディアで見てようやっと気づいた。昔何曲かレコーディングしたことがあるのだが、ドラマを見ている最中には池田だと分からなかった。おまけにウィキペディアによると僕が最後に(ちゃんと)勤めた会社の部下とユニットを組んでメジャー再デビューしていたというのも意外。
今日は母のところにも行き、夕食後はさすがに眠くなり2時間ほどソファで寝た。相変わらず日中は暑いが日が落ちると途端に涼しくなる。夜はリュック・ベッソン監督「アンジェラ」を見た。モノクロ作品だったが、やっぱり改めてリュック・ベッソンは娯楽作品を撮るB級映画の監督だなあと思う。けして悪い意味ではなくて。ジェームズ・キャメロンなんかと一緒で。こういう監督はときどきカルト的な突出した作品を作ったりする。日本で言うと故人になった山形出身の池田敏春とか僕の好きな原田眞人とか三池崇史とか。ジョン・マクティアナンとかもそう。リドリー・スコットもそういう監督に入るかも知れない。この手の監督は次から次へと傑作を万遍なく撮るというよりも、普通に撮ると凡作の方が多いというのが特徴。
今日は早く寝ようと思ったのだがまたこんな時間になってしまったなり。今日の相場は入りにくい状況で、今日のところは指値が成立しなくてもしょうがないと思っていたのだが、夜になって少し欲が出て指値を甘くしたらひとつ成立したものの甘過ぎてストップロスに引っかかり、結局ひとつだけ成行きでポジションを取ってここまで引っ張っているが本日は微損に終わりそう。ただ、方向性の読みは間違っていない。