姥捨て

土曜日。晴れ。

8時前起床も、またもや朝寒くて午前中はソファで2時間昼寝して終わった。天気はいいので、例によって昼過ぎから暖かくなる。2時ごろに弟夫婦が仙台からやって来て、母を特養からピックアップして連れてきた。母はときおり笑みも浮かべる穏やかな表情。それよりも、そんなに久々というわけではないのに弟の顔を見ると明らかに痩せていてびっくりした。電話で体調がよくないとは言っていたが。訊いてみると帯状疱疹が出たということで医者には通っているらしいが、むしろ母よりも弟の方が心配になったくらい。母と弟夫婦は4時ごろに帰った。

今日は何もしていない。ぼんやりと本を読んでいる時間が長かったが、それも集中して熱心に読んだとは言い難い。まさになんとなく一日が過ぎてしまった。

母が一時帰宅から帰ったあと、前述のように今日は穏やかで調子も悪くなかったのに母に関して罪悪感のような嫌な感じがずうっと抜けないのは何故かと考えた。それは今日に限ったことではなくて、母を特養に入れてからずっと感じていることだ。それはたぶん、特養、つまり特別養護老人ホームに母を入れるということがある種の姥捨てのような気がしてならないからだと思った。もちろん入れたくて入れたわけではなく、やむを得ない事情によるものではあるし、現在の母の状態からして自宅に連れてきても現実問題として食事面とか僕一人では介護しきれないだろう。だからしょうがないことなのだと頭では分かっているのだが、感情的な部分ではいまだに自分の中で消化しきれていない。特養に面会に行くと受付にいつも記帳するのだが、僕と同じようにほぼ毎日面会に来る人が僕以外に2人ほどいる。彼らもまた同じような気持ちを抱いているのではないだろうか。ある種の罪悪感を感じて毎日通っているのではないかと思った。いろんな意味で現実とは残酷なものだなと思う。

煙草の本数だけが増える。昨日はなんとか24本で収まったが今日はどうか。そういえば世間は今日から3連休。とはいうものの、予報によると明後日辺りに台風。ということは、どこかに出かけるとすれば明日か。気分的にはたまにはなんか無駄遣いをしたいのだがアイディアが何も浮かばない。朝寒くて寝るというパターンをなんとかしたいのだが。

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