ミランでは別人の本田

日曜日。晴れ。

スカパー無料体験の3日目、今夜は本田が先発したベローナ対ミランの試合を見た。先日のブラジル戦ではまったくいいところのなかった本田、あまり期待していなかった。試合の序盤もポジションが右に偏り過ぎて運動量も相変わらず少ない感じに見えた。試合はベローナのDFが見事なオウンゴールを決めてくれてミランが先制。そんな感じだったから途中でトイレに行き汚れが気になったのでトイレ掃除、台所に戻って手を洗っていると背後で「本田」という声、するとちょうど本田がゴールを決めた直後だった。油断してリアルタイムで見損ねた。リプレーを見るとディフェンスラインの裏に抜けてダイレクトシュートを見事に決めていた。こういう、ここぞというところでのポジショニングはいい。ここからなんとなく本田の言を借りればケチャップがどばっと出る雰囲気がむんむん、すると後半案の定本日2得点目を決め、その直後にはあわやハットトリックかという場面も。本田は87分までプレー、終盤は3点をリードしたミランが無理をしない展開、結局ベローナが1点を返して1-3で試合は終了。本田の2得点はいずれもディフェンスラインが手薄になったところに絶好機が来てそれをいとも簡単に(見事に)決めた。なんていうか、昨日のドルトムントの香川と比べると本田はスピードはないし、ボールを奪われないという点も含めて技術的には圧倒的に香川の方が上に見えるのだが、きちんと結果だけ出すというところはいかにも本田らしい。要するに「持っている」。ブラジル戦ではただの鈍重な選手に見えたのに別人のようだ。本田とともに3トップを張ったフェルナンド・トーレスとエルシャーラウィは動きはいいものの怖さがなかった。決定力という点では本田が結果的には一番あった。プレースピードも含めて決して抜群に巧い選手というわけではないと思うのだが、なんつーか不思議な選手だ、本田。メンタル面が結果を叩き出すということなのか。これで7試合6ゴール(2アシスト)という驚異的なペースでセリエAの得点ランキングでもトップタイ。

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昨夜は3時ごろに寝たのだが、今朝は8時にまたもや向かいの寺でラジオ体操が始まって目が覚めたが二度寝して9時近くに起きた。と、今書いていて気づいたのだが昨日も今日も昼寝してない。最近は少なくとも7時間寝ないと睡眠足りなくて眠気が凄いと思っていたのだがどうやらそうでもないのか。よく分からない。

ともあれ、今日は母の入っている特養で芋煮会、11時15分過ぎに到着。というわけで久しぶりに(何年ぶりだろうか)芋煮を食べた。それも2杯。おにぎりも1個食べたから十分な昼食を食べているのに、最近はやたらと腹が減る。ドグマチールのせいだ。一日4錠飲むようになってからその傾向は顕著。このところ夕飯を6時ごろに食べていたから6時近くなると腹が減ってしょうがない。

それはともかく、珍しく朝は多少前向きな精神状態だったのだが、母のところの芋煮会に行ってじいさんばあさんのカラオケ、嬉々として歌いまくる家族会会長とか見ているうちにすっかりうんざりして意気消沈、元気がなくなってしまった。基本的に老人ホームというのはそういうところなのだろうか。まあ老人ホームに行って元気になってハイになる人もあまりいないと思うが。いずれにしてもカラオケというのは日本が生んだもっとも傍迷惑な文化だと思う。

そんなこともあり、朝から快晴だったのでよほど月山まで紅葉を見に行こうと思ったのだが気落ちしてしまったし日曜日で道が混んでいる気配もして断念、ガソリンだけ入れて帰宅。ガソリンは有難いことにちょっと値下がりしていた。特養から帰ってからは「ブレキング・バッド」のシーズン5を見る。4時に精神科の予約が入っているのだがここ2回ばかりやたらと混んでいて1時間以上待たされたので今回は事前に電話するように言われ、電話すると4時半に来てくれということ。で、4時半に行くとそれほど待たずに済んだ。薬は変わらず。

で、「ブレイキング・バッド」なのだが、元々の原案者であるヴィンス・ギリガンが脚本監督の回はテンポよく話が進むのだけれど、それ以外の回がどうも場繋ぎ的になりだれる傾向。女性の方には申し訳ないが、アメリカのこの手のドラマって女が話の足を引っ張る感が凄い。それがもやもやした停滞感に。基本的に男のドラマであるから女性はどうしてもそういう役割になってしまう。爽快感はもっぱら男の役割。

それにしても本田の2ゴールには驚いた。結果的にいい試合に当たったということなのかも。明日の朝はどうしてもプラスチックごみを出したいので今夜はアラームをかけて寝よう。


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