バーナム博物館

朝からやけにダルくて体調悪し。これが本当に体調が悪いのか、心身症の症状なのか、薬によるものなのかは判別できない。とにかくダルいものはダルいのだ。

そんな調子なので早々に帰宅し、頓服を飲み、ちょっと考えて思い切ってラミクタールを3錠飲み、iTunesでGino Vannelliを聴きながらソファにて気絶。目が覚めるとアルバムは4枚目に突入しており、日は暮れていた。心配していた薬による眠気は目が覚めた後はなかった。その後も夜までGino Vannelliを聴く。ふと思いついて久しぶりに髭を剃ってみる。僕は髭だけが白髪なので、髭を剃ると10歳ぐらい若くなる。見かけだけ。

相変わらず読んでいるスティーヴン・ミルハウザー「バーナム博物館」、今日は表題作を読んだ。1つのパラグラフからなる短い章が連なる構成、いつもの偏執的なまでに細部を描く手法、ある種ドキュメンタリー的な記述だが、どこか今のWeb上の文章を読むのに似ている。この手法、彼のタッチが、膨大な妄想とも言える荒唐無稽な架空の博物館を見事に構築している。ボルヘスの「バベルの図書館」や、そもそものバベルの塔を想起させる。ミルハウザーの作品の中では、これまで読んだ中ではもっとも出来がいい。

夜頭痛。

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