揺れと慣れ

2月17日、火曜日。

kitchen

8時6分、地震で目が覚めた。それほど大きい揺れというわけではなかったのだが、がたがたと長い時間揺れたのでもしかしたら大きな揺れが来るかもと思わせるような感じだった。震災の年を想起させる。実際、午後の地震も含めて震災の余震だったようだ。午後の地震の方はちょうど業務から帰る頃合で気づかなかった。青森の方では震度5だったようだが。

業務から帰宅後、2時過ぎに特養に電話して母に会いに行く。このところの母は変わりなく、安定しているというか感情的なブレや妄言はない。特養に入ってもう10ヶ月目になるが、ようやくというか、すっかり慣れたということなのだろうか。気がつくと面会を控えるように言われてから1ヵ月以上経ち、あれほど毎日面会に行っていたのに、僕の方でも数日おきにしか会えないことに慣れ始めている。なんだかそういうことも少し寂しいことのように思える。

帰宅後、風呂の掃除をして夕方近くなるとまた眠気が襲ってきて台所のテーブルに突っ伏して少し寝た。不自然な姿勢のせいか首が痛くなった。夕食後、huluで「桐島、部活やめるってよ」を見始めたのだけれど、時間軸を細分化する手法はいいのだがどうも見ている僕の方がいつもながら集中力に欠ける。淡々と描かれる高校生活というものは、僕ぐらいの年齢になるとなかなか感情移入出来ない。自分の高校時代というものがあまりにも昔すぎて、もはやほとんど思い出せない。覚えているのはバンドのこととか、テニス部の部室、あとは数少ないデートをしたこと。考えてみると授業中の記憶というものがない。いずれにしても、普通に携帯を持ち歩くいまどきの高校生の日常と、自分の高校時代とがリンクしないのは当たり前のような気もする。そんなわけでたぶんよく出来ている映画なんだろうなと思いながらもまた中途になっている。

相場は朝、夕方、夜とちまちまとやったのだが、結果的には失敗だった。朝持ったポジションをそのまま持ち続けているだけでよかった。ついさっき指値がひとつついたけれどさてどうしたものか。

なんだか一日の輪郭がはっきりしない。今週は予定というものがない。せいぜいが買い物の予定を書き込む程度。あとは手帳が真っ白だ。なんとなく一日が過ぎていく。音楽をかけないと田舎の夜は静かだ。しんと静まり返っている。ただ暖房の音だけが微かに聞こえる。ひっそりと夜は更けていく。

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