一瞬の夏

4月28日、火曜日。

唐突に薄着の季節がやってきた。

驚いた。本当に夏になってしまった。今日の山形の気温は28度、東京よりも横浜よりも千葉よりも高かった。そんなわけで日中外は暑かったが、いつもならひんやりする家の中、北向きの台所ですら夜になっても室温が下がらなかった。それでとうとう暑いか寒いかだけではなく、薄着でちょうどいいと思えた。そういう意味ではいい季節になったということか。洗濯して外に干しておいたらあっという間に乾いた。同じ設定温度なのに風呂は熱かった。

9時近くに起きたのだが、どうも最近何度寝しても5分10分で目が覚めてしまい、十分に寝た気がしない。7時間以上は寝ているのだけれど。今日も午前中何をしたらよいのか分からず業務に行ってしまった。長袖にヨットパーカーを羽織っていったら暑いのなんの。午後帰宅してソファでうとうとしようとしたのだがやっぱりダメだった。最近昼寝が死のイメージに直結してしまい、どうしても恐怖心を覚えてしまう。妙な癖がついてしまった。相変わらず精神状態にはムラがある。

どうも上手く使いこなせないというか理解度が足りない相場のテクニカル分析について午後勉強をし直していたのだが、どうにも分からないというか理解できなくて物凄い嫌になるし自分自身に腹が立ってくる。せめてトレンドラインぐらいちゃんと理解したいと我慢していろいろ調べたり実際にラインを引いてみたりしているうちに、ふとした瞬間に今まであれこれ考えてきたことと合致する部分が垣間見えて、ようやくほんのちょっとだけ理解できたような気がして肩の荷が降りるというか嬉しくなる。ああそういうことかと溜飲が下がるような感覚。そういうことが勉強の醍醐味というか楽しさなのだろうなと思う。ただそこに至るまでが本当に嫌になるし辛いのだけれど。

そんなわけで相場に対して少しだけ前向きな気分になり、母のところから帰宅後にポジションを取った。朝想定していた方向性で結果的には合っていたのだが、時間帯的に逆張りになってしまった。それでも指標前に利食いして結果オーライ。こういうことの積み重ねで昼間酷かった気分は夜になって大分マシになる。先日聴いてよさが分からなかったレディオヘッドのアルバム「OK Computer」を聴いて非常にいいと思ったりする。つくづく人間は気分で生きているのだなあと思う。

明日は祝日、世の中は明日からゴールデンウィークなのだろうか。正月と並んで一年でもっとも憂鬱というか途方に暮れるのだが、何か前向きに過ごすことを考えたい。問題は週末からの5連休だが、GW中は業務に行く気にもなれないし、弟のいる仙台とか、あちこちに行くことを考えるか。

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