5月21日、木曜日。
どういう加減かまったく分からないのだが、朝目が覚めて時間を見るとまだ5時、唖然として二度寝するが7時の寺の鐘でまた目が覚める。結局7時10分には起きてしまう。今週は尋常じゃなく疲れるので、十分睡眠を取らないととばかり思っていたが、一体全体どうして今日はこんなに早く目が覚めたのだろうか。6時間寝ていないので、いつもの習いであれば睡眠不足で猛烈に眠くなるはずなのだが、昨日までの起きがけのダルさと比べると今朝はむしろすっきりとしていたくらいでそれほど眠気に悩まされることはなかった。なんだか狐につままれたような感じである。
そんなわけで体調最悪だった昨日と比べると朝から闇雲にダルいという感じでもなく、ただいつもより随分と早く起きてしまったのでこれは午前中を持て余しそうだと。それで朝から業務へ。ちんたらと昼過ぎまで。自分でもこれはただの時間潰しだとは思うものの、今週は体調も無茶苦茶悪いが精神状態も似たようなものでどうにもポジティブというか建設的な方に頭が向いてくれない。
2時前に帰宅。予報通り今日はそれほど気温が上がらず、外はまるで台風のように風が強かった。風の音が凄くてなんだか怖い。昨日ほどではないとは言っても午後になると体調がやはり怪しくなり、かなりダルくなってきたのでソファで小一時間ほど横になる。少しうとうとしたのかもしれない。なんだかまた調子が悪くなってきたのだが、特養に電話して母のところに面会に行く。インフルエンザの患者が出たことによる面会制限は明後日の土曜日から解除されるということだった。
母のところから帰宅すると、朝指値していおいたものがひとつ成立していた。夕方の指標が思惑と逆になったので小遣い銭程度ですぐに利食い。
昨日ほど尋常じゃなく疲れているというわけではないのだが、今日は胃がむかむかして胃潰瘍とか胃炎とかその類ではないかと思った。で、とにかく精神状態がよくない。頭が回らないしどうにも落ち着かない。なんかいたたまれない。それでもうこの際、徐々に禁煙するという方針を捨てて好きなだけ煙草を吸ってもいいことにした。とにかく少しでもストレスを軽減しようと。
夕食後、何か出来る感じがまったくしないのでちょろちょろとギターの練習をしていたのだが、先日ブルースを自在に弾けるようになったと思ったのに、今日はジャズブルースの進行にまったくついていけず絶望する。学生時代に熱心に聴いていたジョージ・ベンソンを久しぶりにYouTubeで聴いてみるが、自分とのあまりの落差に気分は落ち込むばかりだ。相場のチャートも一応見てはいたものの、朝の方向感自体は間違っていなかったが市場の動き自体が今日は判然としなくて夜は参加せず。
そんな感じで気がつくと夜の体調は大分マシにはなっていたのだが、何しろ精神的にダメだった。今日手帳に予定として書いていたのはドライフラワーを作ることだけだったのだが、それすらやる気になれなかった。ジャズブルースをまったく弾けないのに愕然として衝動的に台所のガスレンジの油汚れを掃除した程度。考えてみれば昨日まではただの瀕死の病人、まったくもって廃人同様だったのだから一度に体調も精神状態もよくなるというのは欲張り過ぎなのかもしれないけれど、それにしてもなんか救いがない。
今日は昨日と方針を変えて、泌尿器科から出ている漢方薬を飲まずに精神科から出た漢方薬だけを飲んでみた。それが結果的によかったのかどうかはよく分からない。たぶん、どっちも飲まない方がいいんだろうなとなんとなく思う。ただ前述のように胃に来ている感じはしたのでドグマチール(元々潰瘍の薬である)と精神科の漢方薬(神経性胃炎に効くと書いてある)を飲んだのだった。結局今日も午後寝込んでしまったし、いまだに体調がいいとはとても言えない。それにしても精神状態が酷い。気分転換しようにも、そもそも何かをしようという意欲というかマインドがないからただひたすら閉塞する。何かと毎日自分自身に振り回されている。もちろん、よろしくない意味で。
それにしても、このままだと意に反して早寝早起きになってしまいそうだ。それに慣れるというのもひとつの考え方ではあるけれど。