8月19日、水曜日。
今日は日中風があって家の中はちょうどいい温度、過ごしやすかった。日が暮れてからは肌寒いくらい。最低気温が低い印象。
以前も書いたように気のせいかもしれないが最近右の耳が左よりも聴こえないような気がするので、昼近くに町内に一軒だけの耳鼻科に行った。思いの外空いていた。聴力検査を受けると、驚いたことに右の方が左よりも聴こえていると言われた。それで、(両方の耳が)難聴ぎりぎりぐらいまで聴力が落ちていると。健康診断ぐらいなら問題なしと言われる程度ではあるが。検査結果を見せられると、半分ぐらいは標準よりも下になっていた。そういえば夜寝る前に微かに耳鳴りがするときもあったし、最近テレビのスポーツ中継の実況が聴き取りにくいときがある。それにしても感覚的には右の方が聴こえない感じなのだが。いずれにしても晩年の父は耳が遠くなっていたので、僕もいずれ父のように耳が遠くなってしまうのではないかといささか憂鬱になる。若いころから仕事で馬鹿でかい音ばかり聴いてきたので、これも職業病だろうか。
午後は30分ばかり庭の草取りをして汗ばむ。で、またへばる。身体がだるくなり精神的にも煮詰まって、何をしたらいいのか分からなくなる。今日は4時に精神科の予約が入っていたのだが、そのころにはすっかり顔が青ざめて病人状態になっていた。診察室に呼ばれるころにはふらふら、医者に質問されても口がよく回らない。自分でも表情がないのが分かる。すっかり治療が手詰まりになったので甲状腺ホルモンを調べたいということで、採血をされた。診察が終わり、隣の処方薬局で薬が処方されるのを待っている間にも、今にも倒れるのではないかと思うぐらいにふらふらだった。
それでもスパゲッティの夕飯を食べると少しましになったので母のところに行く。帰宅後の夜はhuluで未見だったスタンリー・キューブリック監督「フルメタル・ジャケット」を見た。気が滅入るので戦争映画はもうたくさんと思っていたのだが、さすがはキューブリックというか、なかなかに面白い映画だった。特に前半は引き摺り込まれるところがあった。最近の僕にしては珍しいことだ。
今日の相場は物凄くだるかった午後に指値が相次いで成立、精神科から戻って母のところに行く前に日当(この界隈の職人の日当よりちょっといい程度)が出たので利食いして手仕舞い。夜は様子見に徹する。
昨日に引き続き今夜も庭先にタヌキの姿は見えず、窓を開けていてもいる気配がない。正直、ちょっと寂しい。