散歩日和

１０月１７日、土曜日。

今日は絵に描いたような雲一つない快晴だった。あまりにも天気がいいので、午後久しぶりに散歩に出てみた。最近の傾向として、１時間ぐらいの散歩をすると翌日にへばって寝込むというパターンが続いてはいるのだが、ちょっと見逃せないくらいの好天だった。

というわけで、向かいの寺の裏手を抜けて最上川の堤防まで歩く。

煙が上がっていたがこれは火事ではなく、いわゆる野焼きとか野火と言われるものだと思う。堤防から眺める山並みは、紅葉で色づいてきたのか、真っ青な空とは対照的に幻想的な色合いに見えた。

久しぶりに散歩をしてみると、懐かしい風景に出会う。こういう風景の中に自分が生活し、生きていることをいつも忘れてしまっている。

最上川の堤防を橋まで歩いてぐるっと回って戻ってくると、１時間ちょっとの散歩になった。

午前中寒くて台所に暖房を入れていたのが嘘のように暖かく、歩いていると暑くなってきて途中でジャンパーを脱いだ。いつも買い物をするスーパーまで戻ってきたところでベンチで煙草を一服するころには汗ばむほどだった。

いつもの習いでやっぱり明日はへばってしまうのだろうか。だが本当に、今日は散歩しないのが間違っているというぐらいにいい天気だった。