続き

2月27日、土曜日。

久しぶりに7時間寝て起きると外は雪景色だった。しかし玄関を開けて外を見ると雪かきするほどではなく、日中融けてしまう程度の雪。本当に今年の冬は雪が少ない。これでいいのだろうかと思う。

今日も昨日の落ち込みの続き。夜まで顔が青ざめ、手は痺れ過緊張の状態。極度の抑うつ状態。午後まで三日ぶりに業務に行って煙草銭を稼ぎ、帰宅後はJリーグ観戦も何しろ前述のような具合だから見終わるとコタツで気絶してしまう。

この極度の気鬱の原因は相場の失敗ではなく、直接の要因は昨日特養の職員と話していて母の日常時の病院はどうするか、といったような話になったことだと思う。それが強烈な不安となってのしかかり、そこに相場が上手く行かないということが追い打ちとなったのだった。

このところドラマの「世界の中心で、愛をさけぶ」を毎日1話ずつ見ている。今日はちょうど綾瀬はるか演じる亜紀が抗がん剤治療を始めるくだりになり、僕自身の四年前の悪性リンパ腫での抗がん剤治療の副作用を思い出す。「はだしのゲン」そのままの勢いで髪が抜け、猛烈な吐き気と脱水症状、ステロイドを飲んだ数日後に襲ってくる強烈なだるさ。ウサギ小屋のような狭いワンルームマンションで僕は一人でそれに耐えていた。今考えてみると当時は確かに辛かったけれどそこまでショックを覚えてはいなかった。すべてが当たり前のことのように思えた。他に選択肢はないし、何しろ僕は癌だったのである。

今は深夜の1時、NHKのBSで岡崎が先発しているレスターの試合中継を見ている。まだ憂鬱の残滓は手の痺れとなって残っている。明日には立ち直らなければ。

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