屈服

6月29日、水曜日。

という感じで起きた。ということで、今朝は下手をすると6時半に起きてしまいそうだったことも確かなのだが、またしても眠気に屈した日だった。

朝食後のコーヒーを飲んでいるとドアチャイムが鳴り、浴衣一枚なのでこっぱずしいなと思いながら出るとたぶん近所の人(曲がり角の元先生だと思う)がさくらんぼと漬物を持ってきてくれた。有難いことである。後になってもしかして中学の同級生のえっちゃんのお母さんでは、ということが頭に浮かんだが、わざわざ朝の9時過ぎに車で漬物を持ってきてくれるとは思えないので近所のT先生だったのだと思う。

それはいいのだが、今日も今日とて朝から眠気で頭が回らない。一応PCに向かって相場のチャートを見たりはしているんだけどとにかく眠い。まずこの眠気を取らないと何も始まらない。ということでやっぱり午前中はソファで昼寝。これで復活というか再起動すればまだいいのだけれど、昼食後の午後にまたしても眠気が襲ってくる。昨日の今日だからまたかと自分でも思うのだけれど、やっぱりというか案の定というかまたしても眠気に屈してソファで二度目の昼寝。もうこうなると本当に何のために生きているのか分からなくなってくる。俺は何のために生きているのか? 人生とは寝ることなのか? といった根源的な禅問答でも始まりそうなジレンマ。なんていうか、人生不戦敗という感じが満載。相撲の星取表でいうと「ややややや」と「や」が並んでいる感じ。もう人間失格な気が物凄くする。

人間は所詮眠気には勝てないのか。

という荘厳なテーマのもと、わたくしは眠気の前に膝を屈するのであった。

真面目な話、なんで毎日毎日こんなに寝ているのかさっぱり分からない。顔を洗ってもコーヒーを飲んでもダメ、午前中昼寝をしてもダメでは完敗じゃないか。

そんなわけだから相場にも身が入らずちょびちょびと利食いするだけ。一応指値を置いて母のところに面会に行く。母はうちの木が見えると言って泣きそうになる。どこまでも高い木が見えるのだそうだ。その幻覚が何を示唆しているのかはよく分からない。

帰り道にスーパーに寄って買い物をしてから帰宅。すると外出中に指値が成立していて40ピップス近く取れた。ラッキー。このお蔭で今日は相場のチャートにそれほど貼りついてはいなかったのだけれど50ピップスぐらい取れた。

夕食後は本日のメインイベント、サッカーU-23日本代表対U-23南アフリカの試合を見た。

試合の入り方は南アフリカの方がよく、これはなかなか手強いぞと思った。そうこうしているうちに亀川がハンドを取られてPK、先制される。これは苦戦しそうだと思った。それぐらい前半の南アフリカはよかった。ところが意に反してというべきか嬉しい誤算というべきか、怪我から復帰した中島が同点ゴールを挙げると、ポンポンと前半だけで3点も取ってしまった。南アフリカがかなりいいチームと思っただけにこの展開は意外。後半になると長距離移動のコンディションの問題もあるのだろう、南アフリカは明らかにミスが目立つようになってきた。日本は4点目を取ってしまい、試合の趨勢は決まってしまった。もうこうなると南アフリカには逆転の目はないから、その後はうだうだの試合に。結果、4-1という試合開始直後には想像もつかなかったスコアで勝ってしまった。なんだかこのU-23のチームはメンツだけ見ると期待値は非常に低いのだけれど、アジア予選といい、気がつくと結果的に勝ってしまう。実は想像以上、見た目以上に強いのだろうか。いまだに半信半疑。リオでの本大会では相手を考えるととてもじゃないけれど勝てる気はしないのだが……。

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