11月9日、水曜日。
名前も顔もない女性と逃避行をするという夢を見て目が覚めると10時を過ぎていた。それにやたらと眠い。なんにせよ、昨夜寝るのが遅過ぎた。外は雨、朝起きたら雪景色なのではという心配は杞憂に終わった。
そんなわけなので米大統領選には少々出遅れ、何が起こってどうなっているのかいまひとつ分からない。ツイッターのタイムラインを追って、ロイターやBBCのサイトなどを見たんだけれど、まだこの時点では大方のメディアが最後はクリントンが勝つという視点で報道していたように思う。それがどうやらトランプが勝ちそうだという雰囲気になってきたのは昼前だった。外を見ると、雪がちらちらと降ってきた。とうとう降ってきたと思ったものの、積もりそうな勢いはない。トランプに大勢が決したという時点でドル円の売りにかかったのだけれど、如何せんボラティリティ(変動性)が大き過ぎてちょっと戻るとストップに引っかかってしまう。一応その辺を考慮してロットを幾分小さ目にしていたりしたんだけれど、またもやストップを食らう。この二連続ストップを食らった時点で既に大敗ムード。それからようやく売り直し、後はどこまで落ちるのか見守る。そうこうしているうちに外は雪が止んで晴れてきて日が差してきたかと思うと、また曇って雪がちらついたりと天候も落ち着かない。
大方の予想を覆してトランプが当確になった頃合にはドル円はもう戻り始めていて、ちょっと利食いのタイミングが遅れたがそれでもこの時点ではマイナス分を挽回してプラスになっていた。そこからが受難。前述のようにボラティリティが大きいということもあって、ひたすら損切りを続ける損切り貧乏に気がつくとなっていた。とにかく、夜までじたばたしてみたものの何がどうなっているのかよく分からなくなってしまった。例によって、ポジションを取ると逆に動くというドツボのパターンに陥ってしまって。そんなわけで気がつくと普通に負けた一日となっていた。おまけに夜中になってから使っているFX会社(ヒロセ通商)のサーバがエラーでも起こしたのか、メンテナンス中というメッセージが出て繋がらなくなり、デスクトップの方は一度アプリを終了させると今度は立ち上がらなくなってしまった。幸いポジションを持ってないときだったからよかったようなものの。
いずれにせよ、まさかのトランプ大統領が誕生してしまった。一体全体、アメリカ人がトランプに具体的に何を期待しているのかさっぱり分からない。想像がつかない。あの珍妙な髪型をあと数年見なければならないと思うだけで憂鬱になる。ブレグジットの二の舞になってしまった。薄々そんなこともあり得るとは思っていたが。先日与党が強行採決したTPPはトランプが反対しているのでどうなるんだろう。
今日はとにかく暴力的に寒かった。まったくもって冬だった。だからこそ雪がちらついたんだろうけど、それにしても暖房をつけていないと凍死はしないまでも低体温症になってしまうのではないかと思うぐらいに寒かった。っていうか今もまだ寒いんだけど。天気予報によると明日の朝もまだ雪の可能性があるらしい。しょうがないのでディーラーに電話してタイヤ交換を予約したけど日曜日。それまでは積もらないでほしい。