迷い

1月2日、月曜日。

迷う夢を見た。数年来お馴染みの夢だ。いつも同じように都内で迷う。今回は吉祥寺辺りを目指していたような気がするが、夢の中の都内はいつもどこか地方都市然としている。つまり郊外っぽい。そして私鉄がいくつか走っている。いつものようにただ迷うばかりで目的地には到着しない。そもそも何故そこを目指しているのか、目的すら分からない。ただ単に、ひたすら迷っている。

どうしてこう迷う夢ばかりを見るのだろう。それはつまり、僕の人生そのものが道に迷っていることに他ならないということなのか。これが初夢だとすると、今年も僕は迷ってばかりでどこにも到着しないということなのか。まるで目的地が存在しないかのように。

初夢は2日の夢という説もあるので、今晩の夢を見てから考えよう。しかし、生まれてこの方、夢の中に富士山も鷹もなすびも出てきたことはない。そして、そんなものが出てくる夢ということすら想像がつかない。

一度8時台に目が覚めたのだが二度寝してしまい、結局起きたのは10時半過ぎだった。起きると口の中がからからに乾いていた。風邪気味なのだろうか、どうも今日は一日体調があまりよろしくなかった。その証拠に煙草がいまひとつ美味しくない。昼過ぎにはコタツで昼寝。やはり口の中がからからになる。

起きた時間が遅過ぎたので、寺へご年始には行けなかった。いつも元日とかに行ってるのだけれど。まあ明日でも別に構わないし、最悪明後日でも別に構わない。ただ三千円を包んで持って行くというだけのことだから。不義理をしたくないみたいな義務感があるだけだ。

体調がいまいちなこともあって、一日ほとんど何もしなかった。しかし、正月というのは基本的に何もしなくても構わないような気もする。少なくとも、何かをせっせとやる時期ではないと。夜は珍しくテレビを少々見る。特番しかやってないけど。BSでスコセッシ監督の映画「沈黙」のドキュメンタリーをやっていたので途中から見た。非常に興味深かった。遠藤周作の「沈黙」は若いころに読んだはずだが、ほとんど覚えていない。父の書棚を探すとあった。そのうち読み返してみよう。遠藤周作は「海と毒薬」「おバカさん」「わたしが・棄てた・女」と代表作は一通り読んだのだが、何故かディテイルを覚えていない。読んだのがあまりにも若いころだったからだろうか。

性懲りもなく鹿島対レアルの試合をまた見てしまった。もう四度目。いい加減卒業しなければ先に進めない。ただ、何回見ても新しい発見がある。例えば、ああ昌子はこんなに声を出していたのか、というように。

正月の間に映画を何本か見ようと思っていたのだが、結局まだ一本も見れてない。やろうと思えば明日から相場は始まるが、さてどうしよう。

さてどんな夢を見るかだが。あ、宝船(実際は帆掛け船)を折って枕の下に置くのを忘れた。せっかく思い出したから折ろう。プラセボ効果があるかもしれないし。ないか。

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