鹿島をめぐる冒険

1月1日、日曜日。

驚いたことに今日も雪は降らなかった。先週の天気予報では今ごろずっと雪のはずだったのに。そんなわけなので、去年同様雪のない正月を迎えた。なんか不思議な感じ。

いやいや。年が明けてもいまだに鹿島アントラーズの試合で頭が一杯一杯。11月のチャンピオンシップからの異常なまでの過密日程での連戦の最後が、本日元日の天皇杯決勝だった。なんだかずっと夢の中にいるよう。そしてその夢は大団円を迎えた。

というわけで天皇杯決勝、鹿島 2-1 川崎。鹿島のスタメンに遠藤と西が戻ったものの、金崎は今日もメンバー外だった。で、試合が始まった途端に今日は明らかに鹿島の選手のコンディションが悪いなと思った。当たり前である。この40日間で今日がなんと10試合目なのだ。それも今日は中2日。川崎のパス回しに押し込まれる。ずうっと神がかっていたGKの曽ヶ端も今日はどこか危なっかしく、神がかってない。これは厳しいなと思って見ているが、不思議なことに負ける気がしないのである。考えてみればチャンピオンシップ、クラブW杯とずっと試合前半は劣勢だった。どこかで持ち直すんじゃないかと思えてしまう。とはいうものの、内容的には川崎の方が全然いい。ところが前半終了近く、コーナーキックから山本のヘディングで鹿島が先制。押されまくっているのに前半は1-0でリード。不思議な流れはまだ続いているっぽい。

とはいうものの、後半が始まってすぐに小林悠に同点ゴールを決められて1-1。さすがに今日は苦しいかなと思う。その後も小林のシュートがポストを叩くなど何度も決定機を食らう。鹿島は後半から足を痛めている山本に代えてファン・ソッコを急造の左サイドバックに、赤崎に代えて鈴木優磨、小笠原に代えてファブリシオと、疲労の蓄積を考えてなんとか90分で勝とうとするものの1-1のスコアのまま延長戦に突入。ここまでの日程とコンディションを考えると、鹿島が120分まともに戦えるとはにわかに思えない。延長に入ると足が止まるだろうなと思う。

ところが不思議なことに延長に入ると川崎の足も止まるのだった。で、とうとうゴール前のぐちゃぐちゃからファブリシオが勝ち越しゴールを叩き込む。ちなみにファブリシオは今日でレンタル期間が終了。なんていうか、夢はまだ続いていたのだった。こうなると本当に負ける気はしない。それはたぶんピッチ上の選手も同じ。

そんなわけで試合終了のホイッスルが鳴り、鹿島は天皇杯まで優勝してしまった。本当に夢のような40日間だった。こういうことってあるんだなと思い、こんな風にしてチームは強くなっていくのだなと思った。本当に、連戦を重ねるごとに鹿島は強くなっていった。

僕が夜中まで興奮してツイッターのタイムラインを「鹿島」とか「鹿島 レアル」で検索してさかのぼるのも無理はないと思ってもらいたい。一番笑えたのが、クラブW杯のレアルとの決勝の試合中に、前監督のトニーニョ・セレーゾが通訳の携帯に「レアルの嫌がることをしろ」「今すぐ柴崎をボランチに下げろと石井(監督)に伝えろ」とかのメッセージを大量に送っていて、スタッフがそれに気づいたのが試合後だったという話。つまり、みんな興奮していたのだよ。

こんな風に冒険は終わったのだけれど、2017年という年は始まったばかりだ。

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