パラレルワールド

4月25日、火曜日。

当たり前のことだが朝何時に起きるのかは目覚ましでもかけてない限り起きてみないと分からない。確かにそうなのだが、今朝、起きて時間を見てびっくりした。11時45分。一体何が起こったのか。何がどうすると昼近くまで寝てしまうのか。唖然としながら台所で手帳に起きた時間を記入すると、昨日も起きたのは11時過ぎだった。昨日より30分遅いだけじゃないか。とはいうものの、昨夜特に寝るのが遅かったという記憶もなく、たぶん8時間半ぐらい寝ている。一体何がどうすると一度も目が覚めずにそんなに眠れるのか。人間は何故寝るのか。

とかいうことを考えながら朝食を食べていると昼。つまりこれは朝食であって昼食、すなわちブランチなのだろうか。それはともかく、今日は北朝鮮が軍を作って85年とかでミサイルやら核実験やら何かしでかすのではないか、ということを危惧していたのだった。朝食を食べながらツイッターのタイムラインをさかのぼってみると、どうやら特に何も起こっていないようだ。ひとまず戦争にはならなかった。それどころかむしろ、日経平均は上がっている。そのうち、北朝鮮がこれまでで最大の砲撃をやったというニュースが伝わってくるが、それでリスクオフになるという気配すらない。つまり今日は平和だったのだ。ということに気づいた夕方には既に損切りをしており、なおかつ売り目線が抜けなくて気がつくと含み損を抱えていた。実によくあることにロンドン早朝から売り上がって夜まで持ってしまうというパターン。なんでこう毎度毎度同じことを繰り返すのか。ふとチャートを見返すと、ドル円は一方的にじりじりと上がっているだけ。なんでこれにむきになってショート(売り)をしてしまうのか。こういう棒上げの相場だと本当に同じことを何度も繰り返している。一番不得意なパターン。

母のところには7時前に行く。今日の母は眠そうだった。7時のニュースを母の部屋で見る。やはり北朝鮮のニュースがメイン。パラレルワールド的に考えると、今日は何が起こっても不思議ではなかった。北朝鮮がミサイルを発射しても、アメリカが北朝鮮を爆撃してもおかしくなかった。してみると、何も起こらなかったことだけでも有難いと思わなければならないのかもしれない。

母のところから帰宅すると、まだポジションは生き残っていて一瞬プラスに転じていた。今日の流れで行けば当然押し目で逃げるはずなのだがなんていうかまたしても逃げるためにやってるんじゃねえ的な意地が湧いて放置。だが僕の意地なんかにはまったくお構いなしにリスクオンで円売りドル売りの流れは進んでいく。案の定9時過ぎにストップがつき、日中の損切りと合わせて一日の損失限度額に達してしまった。合わせ技一本。マイルールではそれ以上その日には取引してはいけないことになってる。なってるんだがちょびちょびと取ってしまう。ようやくこれは買いじゃないかなどと遅まきながら気づいたときには時既に遅く、もはやリスクを取る根性はなくなっている。それで夜更けにドル円が111円を超えるのを呆然と見ている。

というような一日ではあったものの、朝起きたときから(というか起きた時間が昼だったからか)今日は暖かかった。午後は上着がいらないくらいで、ヨットパーカーを羽織ると暑いくらいだった。気がつけばもう今週末からゴールデンウィーク、もうそろそろコタツを片づける頃合だ。布団も夏バージョンにすべきか。悩む。それとも布団はそのままで毛布をタオルケットにするべきか。うーむ。

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